釈千手の日記帳

「靴に恋して」スペイン映画　☆
最初、別々に進んでいた登場人物の話が、だんだん繋がっていき、最後には一本の線になります。その展開はとっても面白いのですが、気を付けていないと、この人は誰の妹？誰の恋人？と混乱してきます。（よく外国小説を読んでいると登場人物がごちゃごちゃなるように）その点に気を付けてご覧くださいね。

「母たちの村」フランス・セネガル合同制作　☆☆☆
アフリカの村で行われている少女たちへの「割礼」。それから逃れるために６人の少女が脱走します。２人は井戸に身を投げ自殺し、４人はある女性に保護を求めます。ここでは夫や、長老たちに逆らうことは許されません。でもその女性は、命をかけて少女たちを守ろうとします。ショッキングな内容ですが、勇気をもらえる映画です。

「２５２ー生存者あり」日本映画　☆
東京が大災害に襲われます。そんな中で耳の聞こえない娘と、昔、救急隊員だった父親が必死に救助を求めます。生きること、命をあきらめないことの大切さを感じました。ただ、いろいろなことがうまくいき過ぎていて、「それはないだろう？」という幸運や偶然が重なり、ちょっと設定に無理があるかなぁ？と思ってしまいました。

「やわらかい手」イギリス映画　☆☆
難病の孫の手術のためには６０００ポンドの大金が必要。銀行にお金を借りに行っても断られ、仕事を探しに職業安定所に行っても年齢を理由に断られ・・・たまたま風俗店の前で見た従業員募集の張り紙を見て思い切って面接に臨むマギー。未知の世界での友情や責任感、信頼・・・。家族の愛について考えさせられる作品です。

※「２５２」以外には若干大人のシーンがありますので、ご覧になる時にはお気を付けください。