あこがれの教室2010年09月22日 19時44分16秒

9月下旬から大学の後期の授業がスタートする。私は前から「あの教室で授業をしたいなぁ」と思っていた421教室が割り当てられた!いつも渡り廊下側から見ていたときにはもっと広い印象があったのだが、実際に入室してみると意外にこぢんまりしている。前の方の床はほぼ平らで、途中から緩やかな傾斜がある階段教室だ。木の机、木の教壇が学校の歴史を感じさせる。私は7号館や8号館にあるような近代的な教室より、なんとなく時代の流れから取り残されてしまたような1号棟や2号棟の教室が好きだが、授業を受ける学生たちにとってはどうなのだろうか?
421教室

手話の授業では、耳の聞こえない人だけでなく、目の不自由な人や体の不自由な人の話をよくする。今日のディスカッションで一人の学生がこんな話をしてくれた。
「公園のベンチに若いカップルが座っていた。見ると男性の足の上に女性が足をのせていた。昼間から何をしているのだろう!と思い見たら、実はその女性は義足で、男性が彼女の足をマッサージしてあげていたのだ」
学生の社会を見る目が、少しずつ変化してきているようでうれしくなった。

さて、今日は「中秋の名月」。満月ではないので少しだけ左側が欠けている。それでも東京の上空には、昨日に続いてとってもきれいな月が輝いている。