24653(でも本当は24601)2011年04月19日 20時49分30秒

今日は帝国劇場でミュージカル「レ・ミゼラブル」を見てきました。
よく知っているはずのミュージカルですが、何度見ても新しい発見と、感動がありますね。
1時間前の開場時間に劇場に入りました。ピットから流れてくるオーケストラの練習に耳を傾けるも楽しいものです。これは娼婦たちの歌、これは赤い旗の歌・・・と曲のシーンを想像するのも楽しいものです。

そして開演。スクリーンには「1815年」の文字が映し出されます。レ・ミゼラブルはフランス革命が舞台だと誤解している人も多いのですが、フランス革命は1789年。この物語は革命後、再びフランスが復古した王政時代の物語なんですね!

第1部
せりふや歌が日本語だと、内容が全てわかるので本当に楽です※。プリンシパルはどのキャストも素晴らしかったですが、声量ではジャベール(岡さん)アンジョルラス(上原さん)が一番良かったかな。それから第1部は盛りだくさんの内容ながら上演時間は約1時間半。こんなに展開が速かったでしょうか?少し驚きました。

※ジャルバンの囚人番号は確か24601じゃなかった?誰が気が付いた人はいますか?自宅に戻ってから調べたら、実はトゥーフォーシックスオーワーンを直訳して、にいよんろくぜろいーちと歌うと最後の高音の部分が決まらないので、日本語版では24653(にーよんろくごーさーん)と変えているのだそうです。ということは例えばドイツとか、中国とか、ベトナムなど世界中で公演される際にはその国の言語に合わせて囚人番号を変えているのでしょうかねぇ?


0419レ・ミゼラブル


第2部
下水道と結婚式のシーンはあまり印象にないのですが、最近の演出?それからジャベールがセーヌ川に身を投げるところは何回見てもその理由が私には理解できません・・・それだけ正義感が強くて自分に厳しい人という設定なのでしょうかね。そしてフィナーレでは会場のあちこちからすすり泣く声が聞こえてきました。

そして幕が下りてカーテンコール。私も思わず熱いものがこみ上げてきました。面白かったのは、2回目のコールの終わりにバルジャンが恋人の腕から娘を奪い取るのですが、次のコールで再び恋人に娘をとられてしまいます。

帰りにショップでCDを買って帰ろうと思ったのですが、歴代のバルジャン別(石井、今井版、別所版、山口版)とあり、各4200円。もし4枚買ったら1万6800円になってしまいます。CDはツタヤで借りることにしまょうか。

レ・ミゼラブル日本公演は22日(金)に2500回の記念上演を迎えるそうです。