駅のホームでの実験2011年04月27日 05時16分16秒

新宿駅のホームを歩いていたら、点字ブロックの上にジュースの空き缶が落ちて(捨てて)ありました。こんなところに丸い缶があったら目の不自由な人がその上に乗ってバランスを崩し線路に転落してしまうかもしれませんし、ホームの端なので車両から降りてきたきた人も気づかずに危険です。すぐに撤去しようと思ったのですが、いや待てよ・・・。

もし私が拾わなかったら・・・。

誰かが拾うかな・・・。

そこで緊急実験を行うことにしました。ホームに立ち、(安全を確認しつつ)しばらく周りの人を観察してみました。空き缶に気が付かない人、見つけて避けて通る人、缶をまたいでいく人(!?)、男性も、女性も、若者も、高齢者も、ひとり、ふたり、3人・・・結局その缶の近くを13人が素通りしていきました。時間としては5~6分だったでしょうか?
そうしているうちに、反対側のホームに私が乗る電車が到着したので、あわてて缶を拾いそのまま車両に乗り込みました。缶はまわりがベタベタでした。もちろん一番悪いのはそんなところにゴミを捨てた人ですが、無視して通り過ぎる人も同じ罪ですね!

私の知っているご年配の方から、「最近テレビでやっているACのCMのおかげか、電車内でよく席を譲られるようになりました」という話を聞いたばかりでしたが、それは事実でしょうか??世の中(東京?)の人はこんなにも周囲に無関心なのかと、この実験をして少し悲しくなりました。


0427ホームの空き缶