都会の感覚・地方の感覚2011年06月20日 16時46分40秒

こちらに来てから、合宿のようなスタイルで今度の講演会の打ち合わせやら、団体活動について話し合いをしました。

メンバーの中のひとりのSくんから「ひとつ気がついたのですが、谷さんはいつも部屋に戻ると必ず玄関のカギを閉めるんですね。この辺りではみんなカギはあけたままですよ」と言われました。確かに東京でも私が子供のころは、家に人がいるときにはカギは閉めませんでしたが、今ではやはり防犯のためにカギを閉めます。このことはいつの間にか身についてしまったことですね。(でも、ほんとうは悲しいことなのかも知れません。)

S君はときどき私のブログを読んでくれているのですが、たまたま数日前に私が書いたアジサイの話題になりました。「アジサイを好きか?と聞かれると困りますね。アジサイはそこに普通に咲いているものだから、改めて好きとか嫌いとか考えたことがないのです。ただ、谷さんのように電車に乗って遠くへ見に行ったり、入場料を払ってアジサイを見るという感覚は私たちにはありませんね。」と言われました。なるほど、ある意味で私には(自然とは離れてしまった)都会の感覚か染み付いているのかもしれません。


0614白山神社


その話で思い出したのですが、数年前、私が花屋でヒマワリとコスモスを買ってきたら、私の美しい妻に「夏の花と秋の花を一緒に買ってくるなんて!」と言われて、「せっかく買ってきたのに!」とけんかになったという話をブログに書いたことがあります。そうしたら、北海道の友人から、「その前に東京の花屋にはコスモスの花が売っているのですね!北海道はどこにでも普通に咲いているし、少しぐらいなら摘んでも大丈夫です。東京にはお金を払ってコスモスを買う人がいるということに驚きました」と言われたことがあります。

さて、下町では7月6日・7日8日が入谷の朝顔市、9日・10日が浅草のほおずき市です。朝顔やほおずきを買うということも、ある意味不思議なことなんでしょうかねぇ。