重松清かな?2011年07月14日 21時49分13秒

皆さん、夕方の雲を見ました?ブログでこのことを書いていた人も多くいましたが、今日の東京上空の雲は、まるでキノコ雲のようでちょっと不気味でした。地震とか起きなければ良いのですが・・・。


0714キノコ雲?


さて、そろそろ寝ようかなと思っていたら、寝室に長女がやってきました。今日は娘の高校で模擬試験があったそうです。その中の現代国語の問題がとっても良い文章で、試験の後もみんなで感動したと話したのだけど、この話を知っている?と聞いてきました。娘がざっとあらすじ(家族で墓参りに行く途中で、おばあちゃんは足が痛くなり、子どもは車酔いをする。そこでどうしようかと家族が話し合うという内容)を説明してくれました。私が「聞いたことがない」というと、問題用紙を持ってきて早口で読み始めました。
なるほど確かに家族がそれぞれの主張をしつつも、相手の立場を思いやるところや、おばあさんが昔を思い出すところはちょっと涙がこぼれそうになりますね。娘が読み終わったところで「やっぱりその話は読んだことがないけれど、もしかして作者は重松清じゃない?」と聞くと、ズハリその通りでした。重松さんの独特の文体は何となくわかりますね。
たぶん今の若い人たちは中学校や高校の教科書に載っているのでおなじみでしょう。そんなに長い話ではないので良かったら皆さんもぜひお読みになってみてください。
重松清著「海まで」新潮文庫