第87番長尾寺=静御前ゆかりの寺2011年07月24日 07時15分45秒

長尾寺に到着。ここは静御前(しずかごぜん)が得度、つまり髪を剃って尼さんになった寺としても知られているそうです。静御前と言えば、源義経の恋人。先月と、今月は国立劇場で歌舞伎の「義経千本桜」が演じられています。もちろん歌舞伎はフィクションですが、何となく静御前と聞くと親しみを覚えますね。
今日の歩数は6301歩、歩行距離は5kmでした。体重は71.3kg。次の目的地第86番志度寺まではあと7kmです。

さてさて、これはあくまでも地図上の話。ややこしくて申し訳ありませんが、実際の私はおとといから福島潟に来ています。
手話のワークショップの参加者は聴覚障がい者6人、健聴者12人の18名だったので、ちょうど3名ずつの6グループに分かれて、ディスカッションをしたり、手話実技の練習をしました。
その中で参加した聴障者から、現在使われている手話以外の表現なども紹介してもらいました。

1)アナログ・・・ブラウン管テレビの後ろの出っ張りで表現
2)新潟・・・平成と同じ表現。広大な平野を表す
3)コーチ・・・野球のコーチが体のあちこちに触りサインを出している様子


0723手話ワークショップ


今回の反省としては、読み取り通訳練習の時に、聴覚障がい者の皆さんには、読み取り通訳が正確に行われているか、遅れていないかなどを確認することができなかったというです。研修後に何人かの人に尋ねてみると、「途中で講師がある手話をなんども繰り返したり、表現を変えたり、指文字で表すなどすることがあるので、そこがうまく読み取れていないことがわかった」という答えが返ってきました。なるほど、そうなんですね。ただし次回からはもう少し詳しく、「この手話をこう読み間違えていた」とか、「ここは、こう訳した方が良いのではないか」など具体的に指導してもらうと、よりわかりやすいなどのご指摘もいただきました。
次回の研修ではさらに手話で会話する時間を増やしながら、聞こえない人と聞こえる人の違い(例えば電車では向かい合って座る、並んで座るなど)の話、そして「中立について(通訳は中立である、しかし二者間でのバランスが悪い場合は弱いサイドに中立点が移動すること)」、聴きだめの練習も加えていきたいと思っています。
ワークショップに参加された皆さん、お疲れさまでした。