娘ともう一度コミュニケーションが取りたくて・・・2011年10月26日 22時50分38秒

1026新潟市民大学
今日の歩数は1万1803歩、9km、次の金剛頂寺までは13kmとなりました。

さて、今日は午前中は埼玉で仕事でした。その後、京浜東北線で上野に移動し新幹線に乗りました。しかし、よく考えたら上越新幹線ならわざわざ埼玉から東京に戻らなくても、大宮から乗車できたのですね。何も考えずに失敗しました!

とにかく午後、新潟に到着。少しひんやりしていたものの、念のために準備した予備の服も必要はありませんでした。

その後新潟市民大学で約70名の皆さんの前で、お話をさせていただきました。この講座は10回シリーズで、いろいろな人がリレーで手話について語る、とてもユニークなものです。今日はその4回目でした。

第1回、2回は質問がなく、前回は3人の方から質問があったそうです。今日はどうなるかと思っていたのですが5~6人ぐらいの方から質問をいただきました。少し雰囲気が和らいできたのかもしれませんね。
ある女性からこんな質問がありました。「娘は33才ですが、コミュニケーションが取れなくなってしまいました。話すことも、書くこともできません。娘ともう一度話がしたい!手話でならそれができるのではないかと思いこの講座を受けました。手話はどうやって学べばよいでしょうか?」という内容でした。
質問というよりは自分の立場を皆さんに理解して欲しいという心の吐露だったのでしょうか。誰にも話せなかったことを今日やっと口にすることが出来たのなら少し気持ちが前進できたのだと思います。
娘さんのケガ?障がい?について詳しいことはわかりませんが、私の体験なども交えてお答えさせていただきました。ぜひ、もう一度娘さんと気持ちを通わせることができるようになることをお祈りしています。

ところで講演の途中、左側前方の席で、ずっと手話でおしゃべりをしている人たちがいました。なんとなく気になっていたと終了後知人のCさんに話したら、Cさんは「私も気になっていました。でも会話の内容を見ていたら谷さんの講演にそった内容でしたよ」と話してくれました。Cさんは一番後ろの席に座っていたのですが、その位置から前方の人の手話での会話が読み取れるなんて、それもすごいことですね。

ご来場の皆さん、今日は寒い中本当にありがとうございました。また、スタッフの皆さん、お疲れさまでした。私は講演が無事に終わりホッとひと休みしているところです(笑)。