キツツキ、キリン、はやぶさ2012年03月01日 18時01分58秒

0301はやぶさ
3月1日『キツツキ、キリン、はやぶさ』

今日は、手話教室の生徒さんたちと大久保にある手話カフェに行く予定だったのですが、毎週月曜日と木曜日はお休みとのこと。カフェツアーは延期となってしまいました。
急に予定がなくなってしまい何をしようかと考えていると、今日は1日、映画が千円で見られる日だったことを思い出しました。さっそく調べてみると観たい映画は・・・

「キツツキと雨」
「麒麟の翼(キリンのツバサ)」
「はやぶさ-遙かなる帰還」

と3本ありました。時間帯(今日は娘が試験なので早く帰宅する)と、そしてきのう取材でJAXAに行ったことを考えて「はやぶさ」を観ることにしました。
現在公開中の映画なので詳しいことは書きませんが、ドキュメンタリーとしてのはやぶさ帰還の事実に、「ライバルと友情」、「リーダーシップ」、「科学と信仰」、「親と子」、「役所と民間企業」、「継承」などさまざまなテーマがうまく織り込まれている映画でした。泣きませんでしたが・・・(笑)
ロケ地も三田のNECや霞ヶ関の文科省、そしてきのう訪れたばかりのJAXAなど見覚えのあるところがいくつも出てきたので映画が身近に感じられました。
皆さんも毎日仕事に学校に家庭にとストレスがたまってることでしょうが、もしお時間がありましたら、3億キロ離れた小惑星いとかわまで、はやぶさに乗って宇宙の旅に出かけてみてはいかがでしょう?

ウソを帳消しにした話2012年03月02日 18時54分23秒

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3月2日『ウソを帳消しにした話』

去年の暮れか、今年の初めにリベラシオンにこんな記事が載っていました。ある豊胸手術用のシリコンパックに破裂の恐れがあるそうです。そのシリコンパックは手術によってフランス国内で3万人の女性の胸に埋め込まれているとのこと。その記事を読み終わると釈千手は首を振りながら新聞を閉じました。

「この国は道に迷っている」それが最近の彼の口ぐせだ。

ところである日の午後釈はいつものように神保町のシャ・ボールというカフェにいました。最近はド・トールとか、スタバのようなカフェが増えたきて、まともなカフェが少なくなってきていることが釈には残念でならない。さてシャ・ボールのナポリタンといえば普通なのに他の店の1.5倍ぐらいの量がある。それを7分の5ぐらい、つまり普通の一人前ぐらいの量を食べ終わったとき、ふと彼は何かを思いカバンの中をゴソゴソさぐりだした。実は前日ある支払いのためにサイフをカバンから出したことをふと思い出したのだ。結局、カバンの中にサイフは見つからなかった。
とっさに釈の頭のコンピューターが動き始めた。「どこかに現金はないか?」、「自分の持ち物で現金化できるものはないか?」、「お店の人に何と言おう?」

カバンの中にサイフは見つからないものの、かばんの底から5フラン硬貨が2枚と、2分の1フラン、そして1ドゥシーム硬貨が1枚ずつ見つかった。しかし、ナポリタンはコーヒー付きで50フラン、カバンの小銭では足りない。ただ、こんな暗闇の中で釈はひとつの明かりを見つけた。サイフはないもののカバンの中には定期入れがあり、その中にスイカとクレジットカートが入っていたのです。
釈は残りの7分の2を口の中に押し込むと、水をつぎに来たウェートレスに尋ねた。「あのー、サイフを忘れてきたみたいなのだけど、クレジットカートでは支払いはできませんよね?」。答えは予想通りノーだった。そこで釈は上着とコートを残したまま「スミマセン、コンビニでお金をおろしてきます」と事情を説明して店を出た。すぐ近くのコンビニに入りATMにクレジットカードを差し込んで操作をしたが、時間が過ぎているのか、暗証番号が間違っているのか結局お金を引き出すことはできなかった。となりの銀行でも結果は同じだった。すでにシャ・ボールを出てから10分以上経っていたので彼は少し焦った。
その時にあることにひらめきました。スイカで切符を買い、それを払い戻せば現金にできるのではないか?メトロの駅は自分の真下にある。さっそく階段を下りて券売機を見ると10、12、15、20フランの券が売っている。迷わずスイカで20フランのチケットを1枚購入した。そして少し離れたところにある窓口に行き「すみません、都営地下鉄券と間違えて購入してしまいました」とウソをついた。自分でも胸がドキドキしている音が聞こえた。すると駅員は全く疑いもせず、「ハイ、お待ちください」と行って20フラン硬貨を渡してくれた。

「あぁ神さま!私は駅員をだましてしまいました。」と釈は心の中でつぶやいた。しかし、何とかしてあと20フラン作らなくてはなりません。すると、運がよいことに神保町の駅にはメトロの他に都営地下鉄も乗り入れている。彼はすぐに都営地下鉄駅の券売機の前に行った。迷わずスイカ20フランの券を買い、窓口に行き「すみません、メトロと間違えて都営線の切符を買ってしまったのですが・・・」と言いました。今度はさっきのように胸がドキドキはしません。こうやって人間はだんだんウソをつくことに慣れていくものなのかもしれません。「ハイ」と、駅員は釈の顔も見ず今度は20フラン紙幣をカウンターの上に置きました。紙幣に描かれているドビッシーに顔をジーっと見つめられているような気がして、釈はドビッシーの顔を内側に折りポケットに詰め込みました。

とにかく無事に現金を用意できた釈は再びシャ・ボールに戻りました。こうして彼は無銭飲食の罪に問われることもなく、恥もかかずに支払いを済ませて店を出ました。

ところでその日に彼が付いた2つのウソはどうなったのかですって?ご安心ください。先日の行われた亀戸天神の「ウソ替え」に参加して、2つとも無事に替える(帳消し)ことができました。これが最近釈さんの起こした不祥事のてんまつです。皆さんもこのようなことがないようにお気をつけくださいね。そして万一ウソを付いてしまった場合は、来年亀戸天神でウソを帳消しにしてもらうようにしてください。

星の会と花かご2012年03月03日 21時30分01秒

0303保土ヶ谷区星の会
3月3日『星の会と花かご』

ひなまつりの今日、皆さんいかがお過ごしでしたか?さて、耳の聞こえない人や手話を学ぶ人にとって今日3月3日は「耳の日」でもあります。今日は全国各地で耳に関するさまざまなイベントも開かれました。

私は横浜市保土ヶ谷区の手話サークル「星の会」におじゃましました。開会前に会長さんから「うちはどちらかというとのんびり和気あいあいとやっているんですよ」と話がありました。でも、今日拝見すると耳の聞こえない人がとっても多く、活発なサークルだと感じました。例会では聞こえない参加者の方が多いこともあるそうです。都内の手話サークルではろう者の参加が0人、または1人か2人と少ない所もあります。ろう者の参加が多いということはそれだけ内容が充実しているということだと思います。とてもうらやましいですね。
また、近くに横浜ろう学校があるので保護者会の時の保育をお手伝いしたり、近くにある「花かご」という聴覚障がい者や知的障がい者がいっしょに働いているカフェ兼作業所にも毎日交代でお手伝いに行っているそうです。なかなか幅広く活動しているのですね。

さて、今日は60人ぐらいの方がお集まりくださいましたが、手話で魚を当てるクイズをやったところ、釣りが好きな男性から魚について(魚の住む深度など)の解説があったり、「疑う」という手話について説明したら、ある女性が手話の用例の補足をして下さったりと双方向でいろいろと深めることができました。

ちなみに「保土ヶ谷」には昔野球場があったことから手話では「野球場=両手のCを回しスタジアム」で表現するのだそうです。
星の会の皆さん、保土ヶ谷区の聴覚障害者協会の皆さん、大変お世話になりました。これからも下手で構いませんから、長く永く手話の学習を続けていってくださいね。今日は本当にありがとうございました。

社会を変えるちょっとした働きかけ2012年03月04日 22時29分42秒

0304新潟での手話セミナー
3月4日『社会を変えるちょっとした働きかけ』

手話通訳セミナーの講師として新潟県に来ています。最初のあいさつでは、セミナーの主催者で私がいつもお世話になっている団体がNPO法人の認証を受けたとうれしい報告がありました。
私が先日の「角田光代さんの講演会」の例を出し、黙っていたら社会のしくみは変わらない、声を出していかなければという話をしたところ、参加者のひとりからこんな話が出ました。

「私は新潟県のある市で消防官に簡単な手話指導をしました。その時に、皆さんは耳の聞こえない人はどうやって救急車を呼ぶと思いますか?と質問したところ、えっ?電話じゃないのですか?あっ、そうか電話はできないのですね。ではFAXですか。でも急病やけがの時に文章を書くのは大変ですね・・・そんな話から、消防署で耳の聞こえない人専用の緊急時FAX用紙を作成し、市内の聴覚障がい者の家庭に配布したそうです。」
こんな報告を聞くことができました。その用紙は火事か急病かケガか?など簡単に○をつけるだけで内容がわかるようになっているとのこと。その方のちょっとした問題提起がすばらしい実を結びましたね。パチパチパチ!

さて、セミナー午前中は読み取り通訳練習、午後は聞き取り通訳練習をしました。参加者4~5人ずつ前に出て手話表現をしてもらったのですが、本当はひとりひとりについて細かく指導できれば良かったと後で反省しました。というのも終了後、ある聴覚障がい者から、「やや手話表現は他の人より遅れていたけれど、聞きだめをしながら最後までていねいに通訳してとてもわかりやすい人がいた」という話を聞きました。そんなことも本人に伝えてあげれば良かったと後悔しています。

セミナーの最後に参加したろう者ひとりひとりに練習文を表現してもらいました。それぞれに個性が出て、私にとっても目からウロコの表現が数多くありました。全てをここに書きしるすことはできませんが、例えば冒頭、「皆さんはデフリンピックを知っていますか?」のとき、健聴者も一応は聴衆全員に向かって質問をしているものの、すぐに次の文章に入ってしまい、そこに間がありません。ところがろう者の場合には「知っていますか?」の後に必ず間を取っています。つまりみんなが知っているのかどうかをきちんと確認しているのですね。私はそれこそがコミュニケーションの基本ではないのかと感じました。

寒い中、またいろいろな行事が重なっている中、新潟市内だけではなく、県内各地からご参加くださった皆さん、そしてスタッフの皆さん、今日は本当にありがとうございました!

ルームシェア2012年03月05日 18時20分06秒

0305ルームシェア
3月5日『ルームシェア』

さて、私が新潟に行くといつも泊まらせてもらう所があります。ある一軒家を、若い女性と男性3人でルームシェアをしているのです。今回も3日間そこにお世話になりました。
最初は独身の男女が同じ屋根の下に???と驚いたのですが、ちゃんとお互いの距離を取りながらも、楽しく共同生活を送っているのです。

私が到着してあることをお願いしたら、Kちゃんが手話で「菓子」「困る」と言います。えっ???あっ!菓子に困るで「かしこまりした」ですか!思わず吹き出してしまいました。
昨日の夜はその家に若者男女10人が集まりました。数年前にみんなで沖縄旅行に行ったときの話などで盛り上がりました。「そう言えば沖縄の温泉では、脱衣所と浴室に仕切りがなくてビックリしたけれど、男ブロもそうだったの?へーっやっぱりそうだったんだ!あれには驚いたよね」など思い出話に花が咲きました。
夕食は私が「新潟らしくへぎそばなんでどう?」と提案したのですが、やっぱり若者はへぎそばぐらいではお腹いっぱいになりませんね。Yくんの「食べ放題の焼き肉に行こう!」という提案に全員が賛同して、車2台に分乗して近所の焼き肉屋に行きました。お腹いっぱいカルビや牛タン、野菜焼きを食べましたよ!

再び家に戻り12時近くまでおしゃべりで盛り上がりました。Oくんに向かってNさんが「もう遅いのでそろそろ帰ったら?」と言ったのを私が指摘したら、また笑いが起きました。実は昼間のセミナーで耳の聞こえる人が来客に帰って欲しいと思ったときには「こゆっくりしてくださいね」とか「泊まっていったら?」と反対のことを言う(親しい人は別)ので、それを真に受けて留まってはいけない。「帰って」の間接的なサインだと察することが大切という話が出たからです。それに比べてろう者は直接的に自分の気持ちを伝えますよね。
また、最後の友人が帰ったときにカチャリとカギを閉めたKちゃんが私に向かって言いました。「こういう時、耳の聞こえる人たちはすぐにカギを締めてはいけないんですよね?」そのことばにまたみんなで笑いました。

私も青春時代には旅行をしたり、恋をしたりと楽しいことがたくさんありましたが、こうやって仲間でルームシェアをして共同生活をするなんて経験はありません。私もこんな生活をしてみたかった。うらやましいなぁ!といつも思っています。
新潟に行くといつも厚かましくここに泊まらせてもらうのは、もちろんホテル代を節約したいという意味もあるのですが、ホテルでひとりでテレビを見てもつまらないし、ひとりで食事をしてもおいしくありませんよね。
みんなの仲間に入れてもらい、食事をしたり手話でおしゃべりをしたりして「笑顔のお裾分け」をもらいたいというのが一番の理由なんですよ。

3日間大変お世話になりました。ありがとう!またみんなに会えることを楽しみにしています。

11万人2012年03月06日 09時21分32秒

0306三面記事小説
3月6日『11万人』

04年04月14日 開設
05年10月04日 1万人
06年09月23日 2万人
07年05月07日 3万人
07年12月01日 4万人
08年06月29日 5万人
09年01月03日 6万人
09年07月27日 7万人
10年02月16日 8万人
10年09月23日 9万人
11年05月20日 10万人
12年03月05日 11万人

私のホームページの来場者が11万人になりました。多くの皆さんに心から感謝いたします。ブログを始めて8年にもなることにビックリ!飽きっぽい私がよく続いています。これからも何気ない日々の情景を書き綴って行きたいと思っています。

最近読んだ本
「たばこの害にについて」チェーホフ著☆☆☆
(思いがけない話より)
タイトルはたばこの害についてですが、たばこの害についてひとことも触れていないのです。そこがとっても面白い作品です。

三面記事小説より「光の川」角田光代著☆☆
毎日、新聞には母親が自分の子どもに食事を与えず餓死させたとか、介護に疲れた息子が父親を殺したという記事が載っています。多くの人は「自分の子や親を殺すなんて!」とその鬼のような犯人を非難します。でも、本当にそうなんでしょうか?事実はみっと深いところにあります。人間への理解についてひとつ深いレベルで考えることを突き詰められます。まるで裁判を傍聴しているような気分を体験できる小説でした。

「不良のための読書術」永江朗著☆☆
これもタイトルにあるような不良のための本ではありません。皆さんがしている読書の方法。果たしてそのままで良いのですか?変えてみてはいかがですか?という内容の本です。
・あの素晴らしい書店員はどこへ行った
・最後まで読むのはアホである
・おもしろくても途中でやめる
・八重洲BCができて日本橋丸善は?
・客と主人の越えてはならぬ川
自分の読書の仕方について新たな視点を与えてくれる一冊ですよ。

手話教室へのお誘い2012年03月07日 10時18分02秒

0307手話教室
3月7日「手話教室へのお誘い」

11年間続けてきた証券会社での手話教室が今月末で終了するに当たって、私が指導している手話教室を紹介して欲しいという声をよくいただくようになりました。そこで現在私が関わっている教室をいくつかご紹介させていただきます。

なお、4年前に心臓病で入院以来、現在も治療・リハビリ中のため原則として夜間の教室は開催していません。ご了承ください。

てぃぐる
第2木曜日 14時~16時 渋谷区
初心者から上級者まで 聴覚障がい者もいっしょに学んでいます
http://blog.goo.ne.jp/tigrefriends

手話を楽しく学ぶ会
第4木曜日 14時~16時 港区三田
聴覚障がい者の皆さんのための読み取りや新しい手話の勉強会です
※ホームページはありません

トライアングル手話教室 代々木上原
第1・2・3土曜日 13時30分~15時
私は第2土曜日に手話通訳練習クラスを担当します
お子さんがいる方のために保育(500円)もあります
http://www.asahi-net.or.jp/~aq2t-ueym/

NHKカルチャーセンター さいたまアリーナ教室
毎週木曜日 10時15分~12時 
第1・3・5木曜日 入門クラス
第2・4木曜日 応用クラス
http://www.nhk-cul.co.jp/school/saitama/

ふれあい手話教室
第2・4金曜日 14時~16時 高田馬場
定員10名の少人数制 3時のおやつも出ます!
※ホームページはありません

NPOホープ
第2月曜日 18時30分~20時30分 飯田橋
聞き取り通訳・読み取り通訳の練習を中心に行っています
http://www.npohope.com/

キャリア・ステーション福祉専門学校 渋谷区
各種手話コースを実施しています
聴覚障がい者・健聴者数名の講師で指導を担当しています
http://kouza.career-station.co.jp/

詳しくは主催者までお問い合わせください。
皆さんのご参加を心からお待ちしています!