万葉集ゆかりの地(千葉県市川市)を訊ねて2013年08月28日 17時12分44秒

今日は千葉県市川市の手話勉強会へおじゃましました。残暑が厳しい中、30人以上の方にご参加いただきました。皆さん、ありがとうございます。
0828楽しい食事会
勉強会が終わった後は皆さんでランチです。皆さんに勉強会の感想を聞くと「四猿の話が一番印象に残った!」と言われました。四猿とはおとといブログにはるさんがコメントしてくださった「見ざる、聞かざる、言わざるの他に、中国では(しざる)というのがあってこの猿は股間を押さえているそうです。それにしても(しない)と子孫が繁栄しないから困りますね」という話です。実際、今日の勉強会のテーマは「シトシトなどの擬音語」、「やんわりなどの擬態語」、「大きいなどのい形容詞」、「元気ななどのな形容詞」だったのですけどね。うーん、四猿の話が一番印象に残りましたか(笑)???

さて2時間半、手話でおしゃべりを楽しんだ後、私はせっかく市川に来たので、このまま帰るのはもったいないとぶらり散歩に出かけました。

この市川には真間(まま)という所があります。万葉集にはこの地を歌った歌が10首ほど紹介されています。皆さんご存じでしたか?ここ市川は万葉集ゆかりの地なんです。
町の中にはそれら万葉集の歌がパネルになって紹介されています。しかし、当たり前のことですが、そんなものを読んだり写真を撮っているの私ぐらいで、地元の人たちはその横をあるいは自転車で、あるいは早足で通り過ぎるのでした。

真間の継橋(ままのつぎはし)
0828真間の継ぎ橋
足(あ)の音せず行かむ駒もが葛飾の 真間の継橋やまず通はむ

万葉集が紹介されている道を進むと、歌に詠まれた継橋があります。橋を渡りしばらく行くと、右側にあるのが手児奈(てごな)霊堂です。参道を進むと本堂に向かって左手には、さだまさしさんが植樹したというかつらの木がありました。さださんは以前市川市に住んでいたことがあるのだそうです。
 
伏姫桜(ふせひめざくら)
0828しだれ桜
再び元来た道に戻り直進するとそのまま広法寺(ぐほうじ)へ昇る石段があります。山門へ続く石段の下から27段目にあるのが「涙石(なみだいし」。これはその石だけなぜかいつも濡れています。確かに不思議ですね。

石段を登ると本堂の右手に「伏姫桜」という樹齢約400年というシダレザクラがありました。私は日本中で一番きれいなのは、地元文京区六義園のシダレザクラだと思っていますが、強力なライバルが現れました。この桜、開花しているときにぜひもう一度見に来たいと思います。
1時間ぐらいのぶらり散歩、今日は万葉集ゆかりの地、市川を楽しく散策してきましたよ!