落花さかん ― 2016年04月04日 20時44分40秒
散る花も また來む春は 見もやせむ
やがて別れし人ぞ 恋しき
やがて別れし人ぞ 恋しき
(散った桜は来年も咲くのでしょう でも別れてしまったあの人は・・・)
桜花 咲きかも散ると 見るまでに
誰かもここに 見えて散りゆく
誰かもここに 見えて散りゆく
(桜が咲き、そして散る、それを見るために人々もこうしてここに集まり、そして散っていくのです。)
桜花 時は過ぎねど 見る人の
恋(こ)ふる盛りと 今し散るらむ
恋(こ)ふる盛りと 今し散るらむ
(桜はまだ散る時期ではないけれど、見ている人がいるうちに散ろうと思って今散っているのでしょう?)
桜って散るときもまたきれいですよね。
最後の歌は万葉集からのもので詠み人知らずです。1200年以上も前に名前も伝わっていない人が書いた和歌に、これだけ心が動かされるとはすごいことです。
日本に生まれたこと、春には桜が咲くことに改めて感謝、感謝!
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