見事な三重唱2017年01月22日 21時52分42秒

日曜日の午前中に1時間だけ開催されるカフェでのミニコンサート、カフコンス。私にとっては贅沢な時間です。

今日はアンコールでオペラ「グラナダの野営」からの三重唱でした。これは劇の最後に若い恋人たちと王さまが3人で歌うのですが、今日の出演者で歌手はソプラノの渡辺さんだけ!どうするのかな?と思ったら2人の男性パートをクラリネットとファゴットで演奏しました。クラリネットもファゴットも人の声に近い音色ですものね。見事な三重奏でした。

0122カフコンス

第123回カフコンス
~コンラディン・クロイツァー室内楽作品集~
「ファゴットのための変奏曲」
「ソプラノ・クラリネット・ピアノのための水車」
「ピアノ・クラリネット・ファゴットのための三重奏曲」
アンコール曲「グラナダの野営」

大橋裕子 クラリネット
江草智子 ファゴット
川北祥子 ピアノ
ゲスト 渡辺有里香 ソプラノ

大橋さん、江草さん、川北さん、渡辺さん、今日は素敵な演奏をありがとうございました。 

コメント

_ 釈千手 ― 2017年01月23日 17時14分46秒

クロイツァーはベートーベンと同じ19世紀前半の作曲家。
ファゴットのための変奏曲
作品に起承転結がありわかりやすいですね。軽快に始まり、だんだん重厚になり、少し静寂があって、最後は華やかに終わる、期待を裏切らない展開ですね。

_ 釈千手 ― 2017年01月23日 17時24分16秒

「水車」
彼女は指輪を贈ってくれたのに、誓いを破り指輪は2つに割れてしまった。
辻音楽師のように世界中を旅したい

水車が回る音が聞こえる、私が死ねばあの音は聞こえなくだろう

渡辺有里香さんの素敵なソプラノでした。歌っているのは女性ですが、失恋した男性の歌でした。

_ 釈千手 ― 2017年01月24日 23時05分05秒

「ピアノ・クラリネット・ファゴットのための三重奏曲」
クラリネットとファゴットって音色がよく似ていますよね。演奏を聴いている時に「これってどっちが上?どっちが下?」「どっちが主旋律を吹いているの?」と一瞬迷ってしまうことがありました。う~んこの感覚って前に体験した事があるような・・・
あっ、そうだ。昔エバリー・ブラザースの曲を聴いていたとき、それまで上を歌っていたドンがいつの間にか下を歌ったり、主旋律を歌っているのはフィルなのか?ドンなのかわからないとことがありました。それだけ二人の声は似ているけれどちょっと違っている訳ですね。これがビートルズのポールとジョンなら声質が違うので、すぐにわかります。例えばフルートとクラリネットだったら2つの音がわからなくなることはありません。または2本の全く同じ楽器だったらつまらないですよね。
クラリネットとファゴットだからできたハーモニーと言えるのではないでしょうか?

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