牡蠣(3冊目/9冊中)2017年05月01日 21時46分50秒

GW期間中に1日1冊、9日間で9冊の本を読破するプロジェクト。
3日目の今日読んだのは、チェーホフ短篇集です。まぁ、チェーホフは私の大好きな作家なので安心して読めるのですが、44歳という若さで亡くなるまでにこんなにたくさんの素晴らしい作品を残していることに改めて驚いています。

0501チェーホフ短編集

主人公は8歳になる男の子。居酒屋の壁に貼ってある「牡蠣」の文字に興味を持つ。物乞いをしている父親から「牡蠣は海にいる生物で、生きたまま食べる」と聞き、鋭いハサミを持ちギラギラした目をした蛙のような生き物を想像する。当時、ロシアで牡蠣は高級品。庶民、それも乞食の子どもが口にすることなどはあり得ないことだったのだが・・・。

思いがけない展開にぐいぐい引き込まれていきますよ(笑)。

「牡蠣」チェーホフ著 集英社

村上春樹アフターダーク(4冊目/9冊中)2017年05月02日 17時40分55秒

GW期間中に1日1冊、9日間で9冊の本を読破するプロジェクト。
4日目の今日読んだのは、村上春樹氏の作品です。以前、「ノルウェーの森」を読んだけど彼の良さがわからないとハルキストのモモさんに話したら、「別の作品も読んでみて」と言われたことを思い出し、今回図書館からお持ち帰りした一冊です。
昨日、小田急線の車内で100ページ。今日、病院の待ち時間に100ページ。そしてたった今、行きつけの喫茶店で80ページを読み終えました!

0502根津神社

深夜のファミレス。19才のマリは一人読書をしている。そこに偶然現れた青年は「以前、君のお姉さんと君と会ったことがある」と話しかけてきた。彼が姿を消したあと、今度は大柄な女性がマリの席に。「あなたは中国語が話せると聞いた。力を貸して欲しい」と・・・。

夜23時56分から翌朝の6時52分までのたった7時間の間に、同時進行で起きる数々の出来事。ぐいぐい引っ張られて気が付いたら最後のページ。すっかり村上春樹ワールドに吸い寄せられてしまいました(笑)。

「アフターダーク」村上春樹著 講談社

黒衣の下の欲望(5冊目/9冊中)2017年05月03日 16時10分23秒


GW期間中に1日1冊、9日間で9冊の本を読破するプロジェクト。5日目の今日読んだのは、「黒衣の下の欲望」です。この表紙をご覧ください。目隠しをされていても美人とわかる女性が、露出度の高い服でベッドの上に座っています。このカバーとタイトルから思わず手にした一冊です(笑)。

0503黒衣の下の欲望

読んでみてビックリ!最初から最後までずっと大人向けの話です。なので良い子の皆さんは絶対に読まないでくださいね(笑)!

ひとつ気が付いたことがあります。日本の官能小説では直接的な表現はあまり使わずに「彼女のつぼみ」とか「2つの丘」などと間接的な表現を好むと思います。それが本書ではそのものズバリ、直接的な単語で表現されているのです。フランス人には「つぼみ」や「丘」では、それが何を指しているのかわからないのでしょう。あとがきには「女性作家ならではの繊細な描写」とありましたが、私的には宇野鴻一郎氏の方がよっぽど繊細でエロチックではないかと感じました(笑)。
海千山千で、人生の酸いも甘いも経験した人以外にはあまりオススメできない本かもしれませんが、私は十分楽しませていただきました。

「黒衣の下の欲望」マルト・ブロー著 河出書房新書

おわりの雪(6冊目/9冊中)2017年05月04日 20時40分48秒

GW期間中に1日1冊、9日間で9冊の本を読破するプロジェクト。
6日目の今日読んだのは、2003年にメデシィス賞を受賞した「おわりの雪」というフランス小説です。

主人公の少年は老人ホームでお年寄りの散歩に付き添う仕事をしている。その時に老人たちから小銭をもらうのだが、雨の日などは誰も散歩にでない日もある。そうなると収入は0だ。またある老人は「今日は小銭がないので明日払うね」と言う。翌日払ってくれる人もいれば、そのまま忘れてしまう老人もいる。少年は帰宅すると一日分の稼ぎの半分を病気で寝ている父親に渡し、残りをトビ(鳥)を買うために貯金をしている。ある日、知り合いから子猫がたくさん生まれたので始末して欲しいと頼まれるが・・・

静かで悲しいお話でした。少年が父親や周りの自然に向ける優しさが、心にしみじみと伝わってきました。

0504清澄庭園

今日は友人10人(5組の夫婦)で都内散歩をしていました。汐留でランチ→浅草まで水上バス→清澄庭園の散策→両国でちゃんこ。そんな中でも隙間の時間にしっかり読書タイムは確保する私でした(笑)!

0504バービーズ

0504水上バスホタルナ号

0504清澄散策

「おわりの雪」ユーベル・マンガレリ著 白水社

日曜日に老いたる母は(7冊目/9日間)2017年05月05日 17時49分39秒

GW期間中に1日1冊、9日間で9冊の本を読破するプロジェクト。
7日目の今日読んだのは、「日曜日に老いたる母は」という短篇集です。

0505日曜日に老いたる母は(6冊目/9日間)

ガーニャは盲目の歌手。アコーディオンを弾きながら村から村を歩き、計を立てていた。彼が演奏の準備をしている間、マトリョーナはお金を入れる皿を階段に並べたりしている。ガーニャが「足のない児」を歌うと集まった客は涙を流した。マトリョーナも涙を拭うが、もしかしたらウソ泣きかもしれない。彼女はズルい女だから・・・やがてラジオの普及により、彼は失業する。

1960年代のロシアにタイムスリップしたような気分になれる一冊でした。

「日曜日に老いたる母は」ワシリー・シュクシーン著 群像社

ランチのアッコちゃん(8冊目/9冊中)2017年05月06日 12時41分26秒

GW期間中に1日1冊、9日間で9冊の本を読破するプロジェクト。
8日目の今日読んだのは、「ランチのアッコちゃん」です。

実は昨日、書店に行きました。本屋大賞の3位にノミネートされた「罪の声」を購入する予定でしたが、手に取ってみたら値段が1800円、さらに400ページの分厚い本でした。ちょっと高いし、さすがに1日で400ページはきついと思い断念しました。
帰宅の途中、古本屋に立ち寄るとこの本が300円で売っていました。思わず購入して家に連れて帰ると次女が「その本なら家にあるよ」とのこと!?エ~失敗した(>_<)。でも娘の本は活字の小さい文庫本。私が買った単行本は老眼の私にも優しい活字の大きさだから良いかと自分を慰めました(笑)。

彼氏に振られ気落ちしている主人公は、ひょんな事から上司に一週間のお弁当作りを頼まれる。最初はプレッシャーに感じてイヤイヤ作っていたのだが、だんだん・・・

0506「ランチのアッコちゃん」

今日は神奈川県で仕事なのですが、朝新宿から橋本に行くまでの京王線で読み終わりました。
自称フランス文学愛好家の私は「なんだ!アメリカ映画じゃあるまいしハッピーエンドかよ!」と負け惜しみを言いながら、すっかり柚木ワールドにはまってしまいました(笑)。皆さんにもオススメの一冊です。

「ランチのアッコちゃん」柚木麻子著 双葉社

待っていたのは(9冊目/9冊中)2017年05月07日 13時23分03秒

終わった~\(^^)/
GW期間中に1日1冊、9日間で9冊の本を読破するプロジェクト。
最終日の今日読んだのはイタリアのブッツアーティ著「待っていたのは」です。

実は今朝まで読む本は決めていなくて図書館へ行き(わが家の目の前が図書館なのです)、3冊の本を借りてきました。それぞれパラパラとページをめくり、この本を読むことに決めました。初めて読む作家なので最初は手探りで読んでいたのですが、「こんな感じか!」とわかってからは午前中一気に読みました。GWの最終日にこんな面白い本に出会えて本当にラッキーでした。(終わりよければすべて良し!)

0507待っていたのは

アンナとアントニオは長旅で疲れきっていた。しかし、不思議なことに駅前広場のホテルは客の姿が見えないにもかかわらず、どこも満室だと断られてしまう。アンナが、「それならせめてお風呂だけでも使わせてもらえない?」と言うと、「お風呂に入るだけなら旅行者休憩所へ行けば良い」と教えてくれたのだが・・・

奇想天外、奇々怪々、荒唐無稽な展開の中にイタリア人らしいウィットがたくさん散りばめられている作品でした。

「待っていたのは」ディーノ・ブッツアーティ著 河出書房新社

実はひとつお詫びがあります。GW前にオススメの本を公募したところ、皆さんからたくさんの本を紹介していただきました。ところが図書館に在庫がなかったり、順番が432人待ちだったり、コミックだったりとすぐには手に入りませんでした。せっかくお気に入りの本を教えていただいたのにm(__)m。それでも中には図書館にリクエストをかけたり、ヤフオクに入札中の本もあります。読書はGWだけで終わる訳ではありませんから、これからゆっくり読ませていただきますね。皆さん、ありがとうございました。