おわりの雪(6冊目/9冊中)2017年05月04日 20時40分48秒

GW期間中に1日1冊、9日間で9冊の本を読破するプロジェクト。
6日目の今日読んだのは、2003年にメデシィス賞を受賞した「おわりの雪」というフランス小説です。

主人公の少年は老人ホームでお年寄りの散歩に付き添う仕事をしている。その時に老人たちから小銭をもらうのだが、雨の日などは誰も散歩にでない日もある。そうなると収入は0だ。またある老人は「今日は小銭がないので明日払うね」と言う。翌日払ってくれる人もいれば、そのまま忘れてしまう老人もいる。少年は帰宅すると一日分の稼ぎの半分を病気で寝ている父親に渡し、残りをトビ(鳥)を買うために貯金をしている。ある日、知り合いから子猫がたくさん生まれたので始末して欲しいと頼まれるが・・・

静かで悲しいお話でした。少年が父親や周りの自然に向ける優しさが、心にしみじみと伝わってきました。

0504清澄庭園

今日は友人10人(5組の夫婦)で都内散歩をしていました。汐留でランチ→浅草まで水上バス→清澄庭園の散策→両国でちゃんこ。そんな中でも隙間の時間にしっかり読書タイムは確保する私でした(笑)!

0504バービーズ

0504水上バスホタルナ号

0504清澄散策

「おわりの雪」ユーベル・マンガレリ著 白水社