後味があまり良くなくて ― 2017年09月30日 21時43分37秒
「イニシエーション・ラブ」を娘から借りて(正確には娘が図書館から借りてきた本を借りて)読みました。
うーん、何だか後味が悪いというか、共感しにくい本でしたね。
恋愛には人それぞれのスタイルとか考え方があるので、これはこれでありなのかもしれません。別に最後の2行が気に入らないということでもないのですが・・・何となく自分には受け入れられない作品でした。m(__)m
ただ、この本の各章には、
A面
揺れるまなざし、君は1000%、YES-NO、Lucky Chance をもう一度、愛のメモリー、君だけに
B面
木綿のハンカチーフ、DANCE、夏をあきらめて、心の色、ルビーの指輪、SHOW ME
と70年代、80年代のヒット曲がタイトルとしてつけられているので、何だかストーリーに曲のイメージか投影される感があり面白い効果を出しています。
さらにセリフなどはやけにリアルだし、文章のテンポも良いので、最後の1ページまで一気に読ませてくれる本でした。
「イニシエーション・ラブ」
乾くるみ著
原書房 1600円+税
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