時間の砂(3冊目/7冊中)2020年05月20日 12時25分46秒

自分の好きな本を毎日1冊、7日間連続で紹介するイベント、3日目の今日は、

THE SANDS OF TIME
時間の砂
シドニー・シェルダン

修道院にいた4人のシスターがテロリストと呼ばれる男たちと徒歩でスペインを旅する、一口でいうとそういう話なんですか、もちろんシスターたち4人が修道院に入ったのはいろいろな事情があります。
例えばテレサ。彼女には若くてステキな恋人がいました。ところが結婚式の当日に、彼はテレサの妹と駆け落ち。1年後彼から手紙が届きます。「妻は子どもを生んで家を出た。僕はバカだった。本当に好きなのは君だと気づいた。戻ってきて欲しい」(コノヤロー!誰がお前なんかにテレサを渡すもんか!)傷ついたテレサはそのまま修道院へ。このように4人のシスターひとりひとりには物語があり、その後のエンディングがあります。(再び修道院へ戻ったグラシエラは本当にそれで良かったのでしょうか?)そこに政治やらバスク独立運動やらスペインのヤミ社会やらが複雑に絡んできて・・・

20200520時間の砂

若い皆さんはシドニー・シェルダンなんて知らないかも知れませんね。この人の書く小説は「麻薬」みたいなもの。つまり一度読み始めると途中で止められません。「あと10ページ読んだら寝よう」「あと10ページ」「2時まで」「3時まで」「もういい!最後まで読んで明日の仕事は休もう!」という悲惨な展開になります。もし初めてシドニー・シェルダンを読んでみたいと思う方には本書ではなく、「ゲームの達人」という本をオススメします。いや待って。私の大切な友人を寝不足の世界に引きずり込んではいけないでしょうかねぇ(笑)。

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