まぼろしの小さい犬 ― 2020年10月10日 22時16分29秒
犬が欲しいベン。しかしロンドンのアパートでは犬を飼うことは許されない。あきらめきれないベンは現実逃避をし始める。目を閉じるとそこには自分だけの犬チキチトが現れる。ベッドで寝る時も、2階建てバスに乗る時も、テムズ川沿いの道を散歩する時も、利口で自分のことが大好きな空想の犬と一緒だ。
そんなある日、ベンの一家は郊外に引っ越しすることになった。そして家には念願の犬がやってきた。しかし、ベンのところにきた犬、ブラウンは臆病で全く人になつかない。こんなの僕の犬じゃない!
空想の愛犬チキチトを選ぶか、それとも現実の愚犬ブラウンを選ぶか、果たしてベンが選んだのは・・・
「まぼろしの小さい犬」
フィリパ・ピアス著 岩波書店
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