日本にいる聴覚障がいを持つ外国人2023年01月19日 21時45分04秒

今日は日本に住んでいる聴覚障がいを持つアメリカ人女性の講演会を聞きました。現在、日本には多くの外国人が生活しています。
日本人と結婚している人、研究や日本の大学で学んでいる人、働いている人、自国が危険な状態にあり難民として日本に来ている人・・・そしてその中には当然聴覚に障がいを持った人もいるのです。

20230119講演会

しかし、それらの人たちに対する政府の支援はほとんどされていないのが現状だそうです。私たちがその人たちのために何ができるか?この講演をきっかけに考えたいと思いました。ペギーさん、今日は素晴らしいお話をありがとうございました。

嵐山2022年11月07日 20時09分58秒

手話通訳の友人から、テキストに載っている「嵐山」の手話について聞かれました。
しかし、そのイラストが少しわかりづらく、また動きの説明もありません。
そこで、京都に住んでいる友人に尋ねたところ、このような返事をもらいました。
嵐山は桜の名所なので「さくら」の手話で表現します。
両手の指を開いて、体の片側でパチン、手の向きを変えて反対側でパチンと叩きます。

20221107嵐山

なるほど!すぐに疑問が解けました。
やはり持つべきものは友人ですね。Aさん、ありがとうございました。

ハッピーエンド?2022年10月27日 22時08分55秒

今日は手話講習会の劇の発表会でした。
2つの劇のうちひとつが「かぐや姫」。3人の男性が姫に求婚するも、どの男もいまいち。どこかに良い男性はいないか?と部屋を見回し、「あっ!あそこに」と私が引っ張り出されました。姫からいくつかの質問を受けた後、「あなたは結婚していますか?」の質問が。

20221027ホワイトボード

打ち合わせも何もありませんでしたが、ここは姫と結ばれるハッピーエンドかなと思い、私が「独身です!」と答えると相手は困った顔。そこで「独身だったのですが、3年前に結婚して妻がいます」と言うと、かぐや姫は「そうですか。残念です。ジイ、またお見合いをして結婚相手を探しましょう」と劇を締めくくりました。
もう1つの劇は「日本の四季」。春はお花見、入学式に始まり、夏、秋、冬と一年間の様子を手話で表していました。
見学してくださった人たちも喜んでいました。皆さん、今日は楽しい発表会をありがとうございました\(^-^)/

信じて任せよう2022年10月20日 21時57分56秒

今日の手話学習会は、来週の発表会に向けて、手話歌と手話劇の練習をしました。

20221020手話歌

今年はコロナの関係で受講生の数に制限があり、例年に比べるとかなり少人数です。それでもみんなで話し合い、練習を重ねてきました。ただ、練習を見ているといろいろと気になることが出てきます。もちろん必要に応じて助言をしたり、質問には答えますが、あまり講師が口を出しすぎるのも良くないですね。ここはみんなを信じて任せなくては!来週の発表会をドキドキしながらも楽しみにしています\(^-^)/

きょうせい2022年10月06日 19時35分39秒

私は皆さんもよくご存じの超アナログ人間です。
しかし最近は、手話指導も手話通訳もオンラインが増えてきました。私はパソコンは苦手なんですとは言えない時代になってきました。

先日はあるオンラインセミナーの手話通訳をしました。途中で「きょうせい」ということばが繰り返し出てきます。
共に生きる社会なら・・・「共生」
歯並びをきれいするなら・・・「矯正
無理やり何かをするなら・・・「強制」
他にも「女性が嬌声をあげる」とか「ことばのアクセントの強勢」などもあります。

それを瞬時に判断して訳し分ける(それが通訳だと言えばそれまでですが)のはなかなか難しいことです。

20221006オンライン

セミナーの中である発言者が「崔(さい)さんが、再三言っているように・・・あっ、皆さんここ笑うところですよ」と言い会場の笑いを取りました。このような冗談もなかなか通訳泣かせですよね。手話は「繰り返し」の手話を表現しながら、指文字と口形でサ・イ・サ・ンと補いました。この通訳で皆さんには笑いが届いたでしょうか。毎回の事ですが、手話通訳はなかなか難しくとても勉強になります。

全国で手話検定試験実施2022年09月25日 20時26分17秒

今日は全国各地で手話検定試験が実施されました。私は東京会場のお手伝いで九段へ。九段会館の横の坂道を登っている時にふとお堀を見ると蓮の葉がビッシリ!ここって前から蓮がありましたっけ?あまり記憶にない風景でした。

20220925お堀

20220925検定試験

おかげさまで試験は特に大きな問題もなく無事に終了しました。受験された皆さん、スタッフの皆さん、お疲れさまでした。

谷さんって男性だったのですね2022年07月10日 20時04分44秒

今日は手話落語公演の読み取り通訳で横浜へ行きました。会場に着いてスタッフの方に名前を名乗ると「谷さんって男性だったのですね!」と驚かれてしまいました。私は「千春」という名前から会う前には、しょっちゅう女性と間違われるので慣れっこなのですが、最近は打ち合わせなどは電話ではなくほとんどがメールかラインなので誤解されることがまた増えてきました。もう少し前に男ですと伝えておけば良かったですかねぇ?

2022!70楽屋

さて楽屋に入るとそこには崎陽軒のシュウマイ弁当が用意されていました。さすが横浜ですね(笑)。ごちそうさまでした\(^-^)/

20220710読み取り

さて読み取りの方は若干の反省点はあるものの、全体的には大好きな落語、大好きな福壱さんの読み取りだったので、楽しく仕事ができました。
客席は満席でした。ただ、12時に開場して、12時45分には定員の150名になってしまい、それ以降に来た方は入場をお断りしたとのこと。わざわざ来てくださったのにお断りした方には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
さて、終演後は打ち上げです。現在はコロナの再拡大が心配されるので短時間で行いました。

20220710福壱さんを囲んで

打ち上げは私以外全員ろう者だったので。注文係りに忙しく、仕事が終わってもまた仕事(笑)?と思いましたが、とても楽しかったです。
「フライドポテトキス」と言って、一本のポテトを男女が両側からくわえてギリギリまで食べるゲーム(私はやりませ~ん)で、盛り上がり、私はお腹が痛くなるほど大笑いしました。いい年をしたおじさんやおばさんがまるで中学生みたいにはしゃいでいました。