昔、叔父に言われたこと2020年10月05日 20時31分58秒

NHK朝の連続テレビドラマ「エール」。
今日は、「あなたは軍歌作曲の第一人者ですから、兵役には形だけの一日入隊をしていただいて、即日除隊ということになります。いいえ、これは他の分野でもよくあることなのでお気になさらないでください」と言われて、主人公の裕一が悩むシーンが印象的でした。

20201005エール

それを聞いて思い出したことがあります。
それは私の父の話です。後に商業高校の校長を務めた私の父は、子供のころから数学が得意だったそうです。
昔、私の叔父がこんな話をしてくれました。「兄さん(つまり私の父)は小さい時から計算が得意だった。戦争が激しくなると、若い学生たちが学徒動員へ招集された。でも同世代の学生たちが兵隊に取られる中で、兄さんだけは兵隊にいかないで済んだ。それはどこの軍需工場でも計算が得意な人が必要だったからだ」という内容でした。つまり叔父は私に何でも良いからひとつ特技を持ちなさいということを伝えたかったのだと思います。
話を聞いたときは、「そんなことってあるのかな?」とピンと来なかったのですが、今朝のドラマを見て、「特技がある人はそのことでお国に貢献しなさい」ということは確かにあったのだろうなぁと、今更ながら叔父のことばをかみしめています。

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