被害者だと言うけれど・・・2008年09月22日 20時59分02秒

405円のワイン
三笠フーズから汚染米(私は事故米とは呼びたくないので)を仕入れた食品業者(390社)は「自分たちも被害者だ・・・」と口を揃えている。しかし、本当にそうなのだろうか?
ある業者の人がNHKの取材に対して次のように答えていた。「三笠フーズから『もち米を買わないか?』と持ちかけられた。定価よりも30%から50%安かった。実際に三笠フーズに行って米を確認したところ、明らかにかびていて色も悪かった。かびていると言うよりは腐っているのに近い状態で、米に全く水分がなかった。しかし、その安さの魅力には勝てず購入してしまった。」
酒や弁当、給食を作っている業者であれば、安く米が手にはいると聞けば『質が悪いのかも?何かあるのかも?』と疑うのが普通ではないだろうか?もし定価で証明書が付いていたとしても、仕入れる食材の品質はプロである限りときどきはチェックするだろう。自分たちもだまされた、被害者だというというが、汚染米を見抜けなかったのであれば見る目がなさ過ぎるし、わかっていて仕入れていたのであれば犯罪である。そんな業者の落ち度を指摘する人がいないのは腑に落ちない。

あまりに安いものには「何かある?」と疑うことも必要ではないだろうか?最近、ビールやワインなどを扱うコンビニが増えてきた。安いものでは1本(720ミリリットル入り)で405円というワインjまである。我われ庶民にとってはうれしい価格だ。しかし、どうしてこんなに安いのだろうか?大丈夫なのだろうか?きちんと自分の目や舌で判断する力が求められそうだ。