ゆっくりじっくり2009年08月27日 20時34分34秒

さるすべりの花
先日、八王子の中途失聴者・難聴者の集まりに参加しました。途中の道ではさるすべりの花が満開、遠くでツクツクボウシが鳴いているのが聞こえました。昼間だったので、集まったのは比較的中高年の方が中心でした。
その日はたまたま欠席だったのですが、中には94才のメンバーの方がいるそうです。その方は、自宅から30分かけて自転車で通っています。手話もなかなか上達しなかったのですが、やっと指文字(手話の五十音)を覚えることができました。(パチパチ)!若い人だったら一週間ぐらいで覚えられますが、その方は6年かかったそうです。(パチパチパチ)スゴイですよね!

私は今までに多くの人たちに手話を教えてきました。若者の中には手話を学び始めて1年であっという間に上達し、2年で耳の聞こえない人たちと自由に会話ができるようになり、3年で手話通訳の試験に合格し、4年で辞めてしまう・・・そんな人たちを大勢見てきました。自分がある程度手話をマスターして、通訳の資格を取ったらもうそれで満足してしまうのでしょうか?「そんなに急いでどこに行く?」という感じです。もしかしたらそんなに急いで上達しないで、ゆっくりじっくり学んでいく方が、長く手話を続けたり、聞こえない人たちと交流を深めていくことができるのかも知れませんね。

コメント

_ kou ― 2009年08月27日 23時27分06秒

私は、ゆっくり長く続けていきたいです。
自分で勉強してたのを入れると、もう15年くらいやってるのに、いまだに指文字は出来ないです(汗)

去年からの手話教室が今までで一番濃い勉強期間だと思います。
やっぱり1人で勉強するのは進まないし、使う相手がいないし・・。

柔軟性に欠けるんです。全ての言葉を手話にしてしまいます。もっと早く教室に通えば良かった・・って思います。
ただ、教室に通った時、ある程度の単語を知っていたのは、コツコツと自分で勉強してきた成果だと思いました。

まだまだ先は長いけど、時間がかかっても手で話しができるようになるまで頑張ります!
これからも宜しくお願いします。

_ Kumiko ― 2009年08月28日 04時23分51秒

通訳資格取って、辞めてしまう人は満足したからではなくて、満足を足りないから思いマス

ある程度は、手話教室・サークルなどイッパイある

でも、ある程度を身についたら、教えてもらえる場がない

対応手話分かる
日本手話分かる

日本手話もっと勉強希望
対応手話もっと勉強希望

その思う人らに場所ない

例えば、文法分かる
でも、コミュニケーションとして、もっと細かい文法勉強したい
その時、教えてくれる場所ないですね

文化村は、文法・翻訳あるが、通訳のための勉強

通訳ではなくて、コミュニケーション会話としての場所

必要だよね?思いマス

_ 谷 千春 ― 2009年08月28日 05時53分39秒

kouさんへ
確かにkouさんには今まで独学で身につけた基礎力がありますよ。これから応用力を磨いていけばさらにブレイクすると思います。頑張りましょうね。これからもよろしくお願いします。

_ 谷 千春 ― 2009年08月28日 06時05分02秒

Kumikoさんへ
確かに、Kumikoさんがご指摘のように上級クラスを卒業すると次に習う場所がない、というのは事実だと思います。
でも3年間も手話を習ったのなら、「先生、次はどこで勉強すれば良いのですか?」という「待ちの姿勢」ではなく、手話サークルでも、全通研でも、障がい者団体でも入ったら良いと思います。私たちの時代は、みんなそうしていました。福祉センターやろう学校に電話して話を聞いて・・・そうやって手話通訳になったものです。
別に手話ができるようになれば良いので、ろうあ者や難聴者と話をしたり交流したいとは思わない、という人はなぜ手話を学ぶのかな?とちょっと淋しくなってしまいますが。いかがでしょうか?

_ ゆきだるま ― 2009年08月28日 07時34分27秒

   谷 先生

 資格を取って止めるのでは何の為に手話を勉強したの?自己満足?なぜ自分から聴覚障害者の中に入らないの?疑問がいっぱいです、手話サークルで勉強している人で、サークル以外で手話を使っているのを見られる事が嫌、と言う人が居ます。(-_-;) 悲しいですね。

 94歳とは素晴らしいです、私はマダマダ頑張れるという事ですね、元気を戴きました。ヽ(^o^)丿

_ 谷 千春 ― 2009年08月28日 18時50分13秒

ゆきだるまさんへ
本当に自己満足のためだけに手話を学ぶとしたら、寂しいですよね。
94才で頑張っている人がいると、49才で「自分はもう年だから」なんて言い訳はできませんね!

_ Kumiko ― 2009年08月29日 01時12分30秒

ろう者・難聴者交流いらなくて、手話だけできればイイ

こんな考え方は、手話やろう者・難聴者にバカにしてますね

じゃ、日本人交流いらなくて日本語だけできればイイのか?

↑知ったら、寂しいだろう。怒るだろう。

そんな人、手話覚えてほしくないデス(-_-#)

_ 谷 千春 ― 2009年08月29日 06時03分19秒

Kumikoさんへ
同感です。手話は聴覚障がい者と会話するための手段なのに、いつの間にか目的になってしまっているのかも知れませんね。

_ パラ子 ― 2009年08月30日 07時06分05秒

わたしは、耳の聞こえない人と
普通におしゃべりするために手話を習いました。
(今は長期お休み中ですが・・)
耳の聞こえない人は、やさしいから
わたしの手話より、口話をしてくれているみたいで
わたしの言っていることは理解してくれます。
手話の上手な人は、うらやましいです。

辞めてしまうなんてもったいない。
きっと、外国語を習得するのと
同じ感覚なのではないでしょうか?
自分は手話が出来るんだよ。
それだけでいいと思っている人が・・。

わたしは、手話がへたくそなのですが
会話に熱が入ると、自然に手が動いています。
相手にきちんと自分の気持ちを伝えたい!!
周囲の目線が気になるということはありません。

ただ・・・
いつまで経っても、上達しません。
才能がないのかしら?

_ 谷 千春 ― 2009年08月30日 07時29分22秒

バラ子さんへ
書き込みありがとうございます。才能がないなんてことはありませんよ。バラ子さんのようなお気持ちの人がもっと増えれば、耳の聞こえない人たちにとって暮らしやすい社会になることでしょう。6年間で46文字を覚えた人生の大先輩を見習って、これからもゆっくり手話を学び続けていってくださいね。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
私は○○通訳士。漢字二文字でお答えください。

コメント:

トラックバック