舞台の上から歌舞伎を観る ― 2014年01月22日 12時43分32秒
新橋演舞場で歌舞伎を観てきました。前にもこのブログで書きましたように席は何と舞台の上です。舞台の上に作られた升席の座布団に座り、真横から歌舞伎を観るというとっても珍しい体験をしてきましたよ。
舞台の両側にはそれぞれ14の席が設けられています。大きな海老の絵がある方が私が座った右の席になります。↓
舞台の両側にはそれぞれ14の席が設けられています。大きな海老の絵がある方が私が座った右の席になります。↓

最初は舞台上が真っ暗。私たちの周りを役者がぐるぐると回ります。着物の袖が自分の頭をかすめるぐらいの近さです。しかし、真っ暗なために役者の顔は見えません。そして照明が点くとそこは真っ白な舞台に真っ白な衣装。黒から白にパッと世界が変わったようです。
こちらは正面から見たところです。↓
こちらは正面から見たところです。↓

最後に舞台上に雪が降ります。自分たちの頭の上に降ってくるその紙を見ると蓮の絵が描かれた木の葉でした。周りの席の人たちは必死にそれを拾い集めていましたが、何だかそれもみっともないので私は一枚だけ拾いポケットに入れて持ち帰りました。
こちらは下手側にある左の席です。↓
こちらは下手側にある左の席です。↓

真横から見る海老蔵さん、獅童さんは鼻が高くてカッコ良かったです。
昔は芝居小屋に入りきれないぐらい客が来たときに舞台の両側に客を座らせたことから、海老蔵さんがこの席を思いついたそうです。市川の家紋の「三つの升」、芝居を「観ます」、相撲などの「升席」を兼ねて、「三升(みます)席」という名前が付けられました。
今月東京は、歌舞伎座、国立劇場、新橋演舞場、浅草公会堂と4つの劇場で歌舞伎をやっていますが、もし三升席がなければ私は演舞場には来なかったと思います。このような素敵な企画、これからもぜひ続けて欲しいと思いました。
昔は芝居小屋に入りきれないぐらい客が来たときに舞台の両側に客を座らせたことから、海老蔵さんがこの席を思いついたそうです。市川の家紋の「三つの升」、芝居を「観ます」、相撲などの「升席」を兼ねて、「三升(みます)席」という名前が付けられました。
今月東京は、歌舞伎座、国立劇場、新橋演舞場、浅草公会堂と4つの劇場で歌舞伎をやっていますが、もし三升席がなければ私は演舞場には来なかったと思います。このような素敵な企画、これからもぜひ続けて欲しいと思いました。
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