大阪のサービス精神には頭が下がります(笑) ― 2014年10月02日 20時02分28秒
今日は池袋の東京芸術劇場で行われたティータイム・コンサートに行ってきました。
コンサートホールのエントランスに、イスを並べて行われるわずか30分間のコンサート。それにしても無料というのはすごいものです。150枚の整理券はあっと言う間になくなり、立ち見のお客さんも結構いましたよ。(私は106番でギリギリ座れました!)

出演は大阪市音楽団金管五重奏の皆さんたちです。
トランペットの林さんがユーモアたっぷりのMCをしてくれたおかげで、終始和やかな雰囲気でした。
途中でトロンボーンのソロがありました。トロンボーンという楽器は皆さんご存じのように、右手で長い菅を前後にスライドさせることで音階を変える楽器です。ところが担当の戸井田さんは菅の先を下に向けて床に付け、右手を離しました。そして腰を上下に移動させることでピストンの長さを調節して演奏をしました。これってすご~い!そして楽しいですね。普通に演奏しても素晴らしいのですが、お客様に耳だけでなく目でも楽しんでもらおうという大阪のサービス精神ですね。ただただ脱帽です(笑)。
中嶋尚也さん(トランペット)、林辰則さん(トランペット)、伊藤数仁さん(ホルン)、戸井田晃和さん(トロンボーン)、北畠真司さん(チューバ)今日は素晴らしい演奏をありがとうございました。

「デンマーク王子の行進」
長くパーセルの作曲と思われていましたが、実はクラークの作品だとわかったのだそうです。
「ある日の草競馬」
フォスターの「草競馬」をユーバーが編曲したものです。途中でワルツ有り、デキシーのような雰囲気有りの楽しい楽曲でした。ニワトリ、馬、牛などの動物も登場しましたよ(笑)。
「となりのトトロ」
お馴染みの曲ですが主題が出てくるまでが長く、ちょっとじらされたところにあのメロディーがバーンと出てきます。アレンジがとても素晴らしく、リズミカルに仕上がっていました。チューバが印象的でした。
「大阪の新世界」
ドボルザークの新世界ではなく、あくまでも「大阪の・・・」なんです。吉本新喜劇のテーマ曲、ホンワカホンワ・・・はああやってミュートを使って演奏しているのか、ということがよくわかりました。「と~おき、や~まに・・・」「いちばんさ~や、お~お、おおお~」と頭の中でヘビーローテーション。キャンプやバレー応援が甦ってきます。
『宇宙戦艦ヤマト』より「新コスモタイガー」
ホルンが良かったです。トランペットの指遣いも素晴らしい!
「宇宙戦艦ヤマト」
トロンボーンとホルンの素敵なハーモニー!
「大いなる愛」
ブリューゲルホルン?の音色が甘く美しい曲でした。
最後のアンコールも「宇宙戦艦ヤマト」でした。
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