枇杷(びわ)橋のたもとで2009年06月01日 06時13分07秒

枇杷の木
団子坂を下り、三崎(さんさき)坂を登る途中、よみせ通りに曲がるあたりを以前は枇杷(びわ)橋と呼んでいたそうです。昔、文京と台東の区境には川が流れていました。水源は染井霊園で、西ヶ原村から駒込村、根津谷、不忍池、三味線堀を経て隅田川に注いでいました。現在はそのほとんどが暗渠(あんきょ)となりました。

飯田橋、新橋、日本橋、水道橋・・・東京には橋が付く地名がたくさんあります。江戸は町中に多くの川が流れていました。美しい水の都だったことでしょう。大正時代に氾濫するからという理由でその多くが埋め立てられ、昭和になると残っている川の上には高速道路が建てられました。仕方がないことでしょうが、いつのまにか東京は便利で快適な醜い町になってしまいました。

季節の変わり目さえ気が付かない私ですが、最近散歩をしているとあちこちで枇杷が色づいてきたことを感じます。紀州(和歌山)では梅の実が赤くなることを「紅がさす」と表現するのだそうですが、枇杷で例えれば「橙(だいだい)がさしてきた」ということになるのでしょうか?
雨上がりの下町を散歩中に、木になった枇杷の実を見つけました。なるほど、この辺りを昔は枇杷橋と呼んでいたということは、それだけ枇杷の木がたくさんあったということなのでしょうね。

さて、今日6月1日は衣替えです。皆さんはもう夏服の準備は終わっていますか?

聴導犬は、鮎と紫陽花に化ける2009年06月02日 18時03分46秒

鮎と紫陽花
犬が好きな友だちのブログを見ると、毎日、自分の犬や近所の犬、可愛い動物の写真が載っています。考えてみると、私は特別に動物が好きでも、犬を飼っているわけでもないので、ブログに動物の写真が載ることはほとんどありません。(野鳥の写真はときどきアップしますが)たまには可愛い犬の写真も撮りたいなぁと思っていました。

さて今日は、聴導犬や盲導犬、警察犬を育成している団体の施設で手話通訳の依頼を受けていました。そうだ!デジカメを持って行って、仕事の後でワンちゃんたちを写真に収め、今日のブログにそれを載せよう!と考えていたのです。
待ち合わせの駅に着くと、ケータイにメールが入りました。見ると、「急で申し訳ありませんが、今日の依頼は都合によりキャンセルさせてください」とのこと・・・涙。
すでに待ち合わせ場所まで来ていたので、もう一名の通訳者が到着するのを待って、その人と近くの喫茶店で少しおしゃべりをして帰ってきました。

帰りに和菓子店に寄っておいしそうな生菓子を買いました。という訳で今日のブログの写真は、聴導犬から鮎と紫陽花(のお菓子)に化けてしまいました。可愛い聴導犬の写真はまたいつか・・・皆さん楽しみにしていてくださいね!

二晩だけ頑張って!2009年06月03日 20時55分46秒

可愛い子どもの靴
私の友人の息子(小学5年生)が、今日から二泊三日で小学校の宿泊行事に出かけました。彼が息子さんのことでひとつ心配していることは、夜おねしょをしないかどうかということです。
皆さんは、「えっ!小5にもなって?」と思うかも知れませんが、実はその子は小さいときから、夜たまにおねしょをしたり、手足をよく動かすことがあったそうです。でも友人は、「この子はそういう子なんだ」とあまり気にしていませんでした。しかし、最近になって夜、気を失うことなどがあり、病院で精密検査を受けたところ、医師から「脳に障害があり、たまにそういうことが起こる。しかし、だいたい3才から12才ぐらいまでの間だけで、その後は治るものなので心配はない」と言われました。
宿泊行事に出かける前に、「担任に報告すべきかどうか」と医師に相談したところ、「かえって大騒ぎになるから言わなくても良いのでは」という返事があり、友人もそれに従ったのだそうです。
おねしょはたまにするぐらいのようですし、寝るときに手足を動かす子はよくいます。下手に公表することで「あの子は脳に障害があるから」と息子がいじめられたり、特別視されることを避けたいと思ったのでしょう。

しかし、今日息子が家を出てから友人は心配になってきたそうです。もし今晩か明晩、失敗をしてしまえば、みんなに笑われてしまいます。こんなネタはすぐに学校中に広まるでしょうし、卒業後、同窓会でも言われ続けるかも知れません。

今夜、そして明日の二晩だけで良いので何とか頑張って欲しい!友人も私も祈るような気持ちです。無事に帰ってきたという報告を受けるまでは、私もちょっとドキドキの三日間になりそうです。

私的「三つの顔の解釈」2009年06月04日 17時02分45秒

阿修羅 三つの顔
遅ればせながら先日、家族で阿修羅展に行ってきました。最近はすごい人気だそうで、その魅力に取り憑かれた人を「アシュラー」と呼ぶのだそうですよ。
阿修羅の三つの顔については専門家がいろいろと解釈をしていますが、考えてみればひとつの仏像の顔は、その前に立った人との心を映すものですから、百人いれば百通りの解釈があることでしょう。また、ひとりの人でも20歳の時と40歳の時では違うし、極端に言えば午前と午後でも違うでしょう。答えは何万通りもあることと思います。
そこで、ここでは私の、そして現在の解釈について書いてみたいと思います。

左の顔。(一般的には反抗的な顔と言われています)下唇を強くかみしめています。私には「あなたの犯した罪について、とても残念に思っている」と言われているような気がしました。

右の顔。(一般的には過ちに気付き悔やんでいる顔と言われています)私は、眉間にしわを寄せているところが怒っているような険しい顔に見えました。私には「あなたの犯した罪について許せない」と言われているような気がしました。

正面の顔。(一般的にはこれまでの罪を懺悔して、釈迦に帰依していこうと解いている顔と言われています)私には、何か喜んでいるように見えました。「あなたに会えて良かった。あなたの全てを許します」と言われているような気がしました。

コンクリートの建物の中で人混みに押されてみる仏像ではないと批判する人もいますが、なかなか実物を見に行く機会もないので、やっぱり会いに行って良かったと私は思います。東京での公開は今週末で終了。忙しくて行く時間がないというそこのあなたっ!今週は夜8時まで延長して開館しているそうですよ。2時間、3時間待ちは覚悟の上でアシュラーになってみれば?
九州の方は7月にそちらに行きますから、もう少し待っていてくださいね!

落とし文(おとしぶみ)2009年06月05日 20時54分19秒

落とし文
おとといのブログに書いた友人の話は、特にその後連絡はありませんでした。「便りのないのは良い知らせ」ということで、きっと宿泊行事は無事に済んだことでしょう。皆さんにはご心配をおかけしました。その後また何か連絡がありましたらご報告しますね。

さて、皆さんは「落とし文」という和菓子をご存じですか?みどり色の葉っぱの上に小さくて丸い玉が乗っているお菓子です。このお菓子にはちょっと面白いストーリーがあります。もともと昔の人が、自分の好きな人に渡したい手紙(ラブレター)などを、その人がよく通る道にこっそり落とし、相手に拾って読んでもらうものを落し文といったそうです。
一方、小さい虫が葉をクルクルと丸め、その中に自分の卵を産み付けたものの形が、道に落ちている巻物の手紙に似ていたことから、その虫にオトシブミという名前を付けました。この虫が丸めた葉っぱを模して作ったお菓子のことを「落とし文」と言うのだそうです。
実際のオトシブミは卵が葉の中に包まっていますが、葉を丸めただけでは意味がわからないので、お菓子ではおそらく卵を葉の上に乗せたのでしょう。日本的な様式美と言えるのではないでしょうか。

ついでに「オハギ」について。オハギには「夜船(よぶね)」、「北窓」「隣知らず」という別名があります。これはお米をつかないで、練りつぶして作るため、隣の人はいつ作った(ついた)かわからないということに由来するそうです。同様に夜船は、「暗くて着いたことがわからない」、北窓は「月が見えない=月知らず」だからとのこと。なるほど!昔の人はしゃれているというか、日本語は奥が深いですね。

いつか京都の老舗の和菓子屋で、「夜船を三つ包んでもらおうかな」なんて粋なセリフ言ってみたいものですねぇ。

棒が一本あったとさ!2009年06月06日 20時19分48秒

カラフルな綴りひも
ハッパかな?ハッパじゃないよ、カエルだよ。カエルじゃないよアヒルだよ。6月6日の参観日、雨がザーザー降ってきて・・・。という訳で今日(6月6日)の娘の運動会は、この絵描き歌のように、雨が降って中止になってしまいました。

文房具屋さんに「綴りひも」を買いに行ってビックリ!(綴りひもとは、書類にパンチで空けた穴に通して縛るひものことです)最近は、赤とか黄色などいろいろな色があるのですね。

きのう書いた和菓子の「落とし文」。東京では銀座の清月堂が有名だそうです。ホームページで見るとちょっと私が思っていたものとはイメージが違っていました。今度確認に行ってみたいと思っています。

先日、友人のところに生まれた赤ちゃんは「かぐら」ちゃんですって!とっても素敵な、そして日本的な名前ですね。
誰ですか?神楽(かぐら)坂に住んでいる人?なんて野暮なことを言っている人は!(笑)

気になる看板を見つけました!2009年06月07日 19時51分49秒

神社の看板
町を散歩をしていると、ときどき気になる看板を見つけることがあります。

「境内に落ちているギンナンはこの神社の所有物ですから持ち帰ることを禁じます」
ある神社のイチョウの木の下で見つけた看板。ずいぶん心の狭い神さまですね!

「便は必ず便器の中にしてください」
あるショッピングセンターのトイレの中の張り紙です。ということは外にする人がいるということでしょうか?お掃除の方、いつもお疲れさまです!

「替え玉だけの注文はご遠慮ください」
ラーメン屋の中には、麺を食べ終わってもまだスープが残っている場合に、麺だけお代わりする(替え玉)ことができるところがあります。例えばラーメン600円、替え玉100円という具合です。もし、替え玉だけ注文されたらお店は儲かりませんね。でも、汁もなくて麺だけ注文する人が果たしているのでしょうか?

「これは古い建物ですので地震の時は速やかに立ち退いてください」
ある神社の建物の前に立ててあった看板。古い建物を大切にするのは素晴らしいのですが、補強(耐震)工事ぐらいはしても良いのではないでしょうか?