松尾雄治さんの解説がすごい2024年01月14日 20時57分38秒

昨日からの体調不良で午前中の仕事はキャンセルさせていただき、今日は自宅で静養していました。関係者の皆さん、申し訳ありません。

本当は午後は秩父宮ラグビー場で、ラグビーの東芝対ホンダの試合を見ようと思っていたのですが、諦めました。幸いテレビ中継があったのそちらを見ることにしました。
私は基本的にスポーツは現地で生で観戦するのが好きです。でも今日テレビを見ていてテレビ観戦もなかなか良いなと感じました。
(1)まずは選手の表情やプレーの細かい部分がよく見えることです。
ラグビーでは相手チームに反則があっても攻撃しているチームが有利に進めている場合、レフェリーはホイッスルを吹かずプレーを継続します。ところが東芝に反則がありホンダが攻撃をしている途中でレフェリーがうっかり?ホイッスルを吹いて試合を止めてしまいました。そして「ゴメン、ゴメン」と言いながらちょっと申し訳なさそうな表情をしていたのが印象的でした。
(2)次にリプレイを見ることができるのも良いですね。スタジアムにもスクリーンはあるのですが、テレビほどリプレイは流しません。今どのようにパスが繋がったのだろう、今どんな反則があったのだろうと思うことが、テレビのリプレイを見ることでよくわかりました。

20240114ラグビー

(3)そして3つめに良いと思ったのはテレビでは解説が聞けるということです。今日の解説者は元新日鉄釜石の松尾雄治さんでした。東芝のディアンズ選手(身長2m体重120kg)を見て「こんな選手にタックルされたらたまりませんね。僕は早く引退して良かった」と茶目っ気たっぷりです(笑)。
他にも「スクラムは攻撃側はあまり押さない方が良い。それよりは良い形でバックスにボールを出すことが大事」、「相手にタックルされた時に一歩でも前に出たいと思って変な倒され方をしてはダメ。前に出なくても良いから確実に味方にボールを渡せる倒れか方をするべき」、「今のプレーでは安易にキックをしてしまった。もちろんスピードが出ていたから、キックボールを掴んでそのままトライというイメージがあったのだろう。僕も現役時代はキックの多い選手だった。でも苦し紛れのキックはだいたい失敗する。今のプレーでは一度止まって味方が追い付くのを待ってからボールを敵に渡さずに回した方が良かった」などとてもわかりやすい素晴らしい解説でした。
体調が悪く競技場へ行けずにテレビ観戦をしたところ、思いの外楽しめました。これってまさに「怪我の功名」ということでしょうかね(笑)。