全ては業火に消えて2013年02月11日 17時37分34秒

今日は柊(ひいらぎ)プロジェクトの5周年記念「業火の姫」という舞台を見てきました。この劇団は普通のお芝居ではなく、朗読とダンスを組み合わせた舞台活動を行っています。私がこの存在を知ったのは私の知人の宇戸田さんが出演していることからで、昨年に続いて2回目の観劇となりました。
0211業火の姫

<サロメをモチーフに>
今回の作品は「サロメ」をモチーフにしています。オペラではプリマドンナがほぼ全裸に近い状態で妖艶な舞を見せる作品として有名ですね。それを大胆な解釈で和のテイストに仕上げています。劇団代表の鶴川里香さんは「Call Me Hero !」や三越劇場での「こんにちは赤ちゃん」の脚本もかかれているとのこと。実はいろいろなところでお世話になっているのですね。

<耳の聞こえない人への配慮>
舞台が始まる前に、「この公演では耳の不自由な人のために、字幕要約システムと、専用のライトを使用しています。皆さんのご理解をお願いします」というアナウンスが入りました。とっても良いことですね。例えば、ディズニーランドなどで私の妻が字幕システムを利用していると、周りの人たちには「アトラクションの間にスマホを見ている!」と誤解されてしまうことがあります。このようなアナウンスがあると「あぁ、あの人は字幕装置を見ているのだな」とわかってもらえます。とても素晴らしい配慮だと感じました。。

<しなやかな体の動き>
さて、男優で目立っていたのは糸屋治平役の稲倉ちひろさんでしょうか?とってもカッコよかったです。女性では名前はわからないのですが、小柄でショートカットの俳優さんが光っていました。踊りでは中盤のベリーダンスが素晴らしかったです。人間の体ってあんなにしなやかに動くんだなぁと改めて感動しました。
宇戸田千晴さんは、今回第一部では見事なダンス、本編では海賊→家来→公家→業火と激しい役からコミカルな役まで演じ、大活躍でした。いつもはバックダンサーというイメージですが、今回は役者という感じでしたね。お疲れさまでした。素晴らしい演技をありがとう。
0211柊プロジェクト

柊プロジェクト、次回公演は2014年1月12日(日)13日(祝)だそうです。来年も舞台をぜひ観に行きたいと思っています。