コンタクトの無料券配ってます ― 2014年11月02日 20時02分32秒
今日も日曜日の恒例行事「早朝寄席」へ行ってきました。今日は、少し早めに家を出たので一番前の席に座ることができました。
「転宅」春風亭一蔵☆
体型と丸顔に親しみを感じますね。趣味がダイエットで特技がリバウンドですか?なるほど(笑)!「世の中にはいろいろなドロボウがいます」には大爆笑でした。みなさん、鈴本演芸場で電気ドロボウは止めましょうね。さだまさしではないけれど、娘の彼を一発殴らせてくれというオヤジの気持ちは私にはよくわかりません。
「ヒーロー」三遊亭粋歌☆☆
新作落語って寄席でもテレビでもほとんど聴く機会がなかったので新鮮でした。ずっと大笑いしていました。「週に2日、路上でホットペッパー配っています、たまにコンタクトレンズの無料券も」というレッドのセリフはリアルすぎますね。ピンクはレッドに惚れるというヒーローものあるあるにも納得です。
とっても素敵な粋歌ねえさんに一目惚れです!

「目黒の秋刀魚」柳家鱗太郎☆
物見遊山に出かけるというのは粋なことばですね。長やかなるもの、黒やかなるもの・・・この時期に聞きたい噺ですねぇ。
「ねずみ」入船亭遊一☆☆☆
11月12月は落語家さんは学校へ呼ばれることが多いんですって。それにしても手ぬぐいは子どもたちには「ランチョンマット」みたいなものなんでしょうね(笑)。見事な話芸でしたが道の右側でとらやの手前なら、とらやに向かって右側になると思うのですが、確か左側を指さしていたような???
「加持祈祷」、「王頭のトラ」「縁と時節があったらまたお会いしましょう」ということばにグッときます。飯田丹下の作品も左甚五郎の目からみれば・・・素敵なお噺でした。
実は今日は4人とも☆☆☆を付けたいような内容でした。一蔵さんのドロボウから金を巻き上げるお妾(めかけ)さんは見事でしたし、粋歌さんの新作落語はとっても楽しかったです。鱗太郎さんの「目黒の秋刀魚」は秋らしい落語で焼き魚の煙や匂いまでも伝わってきました。ただ、毎回☆☆☆と☆☆はひとつ、☆はふたつと決めているので、左甚五郎の器の大きさが伝わってくる「ねずみ」を選ばせていただきました。
一蔵さん、粋歌さん、鱗太郎さん、遊一さん、今日は楽しいお噺をありがとうございました。
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