今日はとても悲しいことがあった ― 2014年11月18日 18時35分02秒
秋も深まってきましたね。
今日は四ッ谷の大学で手話の授業でした。
皆さんに読んでいただくのは気が引けるのですが、今日はちょっと悲しい出来事がありました。

1時半すぎ、遅い昼食を取ろうと5階の食堂へ向かいました。エレベーターホールには6~7人の学生が待っています。するとそこに車イスの女子学生がやってきました。エレベーターはそれほど大きくはないので、車イスが一台入ると、他に乗れるのは4~5人ぐらいでしょうか?私が乗れるかどうかは微妙だなと思っていました。
ところがエレベーターが到着すると、学生たちは一斉にエレベーターに乗り込んでいきます。おいおい、ちょっと待った!エレベーターは車イス優先、いや最優先ではないのか!みんなは階段という手段があるけれど、車イスの人はエレベーター以外手のフロアへ行く方法がないのだぞ。
私はとってもビックリしました。そして車イスの学生に「乗りますか?」と訊いたら彼女は「一台待ちます・・・」と寂しそうなおどけたような顔を私に向けました。
私はとっても悲しかったです。エレベーターに乗った学生たちに「まず車イスを乗せて、余裕があったら君たちも乗りなさい」といったん学生をエレベーターから降ろそうかとも思ったのですが、そんなことを思っている内にドアは締まりエレベーターは行ってしまいました。

もし次のエレベーターが来てもまた同じ様子だったら、彼女はいつまでも乗れません。百歩譲って、他の所ならともかくこの大学でこんな事が起こるなんて!みんな大学で何を勉強しているの!同じソフィアンズとして腹が立つやら、悲しいやら・・・
午後の授業で自分のクラスの学生たちにはこの話しをしました。少しでも大学が良くなっていくように働きかけていくしかないですね。
一日働いてお疲れの皆さん、今日はこんな話しでスミマセン!釈のひとり言でした。明日はもっと明るい話しが書ける一日でありますように。
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