宮藤官九郎とクリスチャン・ディオール ― 2015年09月03日 17時38分49秒
最近観た映画の感想を忘れないうちに・・・
「大江戸りびんぐでっど」ムービックスさいたま
2009年12月に話題になった新作歌舞伎の映画です。
江戸時代、死人にくさや汁をかけたところゾンビとなって生き返った。ゾンビは人に噛みつくことでさらに増え続ける。そこである男が、そのゾンビたちを集めた人材派遣会社を作り、人間が嫌がる汚い仕事、危険な仕事を低賃金で請け負うことになったのだが・・・
宮藤官九郎の楽しい脚本、染五郎、七之助、勘九郎の熱演が光る作品でした。ヘレンケラーが水を理解するシーンや、落語に出てくる死人踊り、映画「シックス・センス」を彷彿させるエンディングなど、エンターティメント性の高い作品でしたよ!

「ディオールと私」早稲田松竹
クリスチャン・ディオール社の新しいディレクターに選任されたラフ氏。彼の就任からランウェイ当日までの8週間を描いた作品です。この映画には恋愛も、殺人も、犯人捜しも出てきません。それでも、こだわりの強い新人ディレクターと、それに応えていくベテランお針子たちがぶつかり合い、そこにドラマが生まれます。
私は今までブランドというのは、お金持ち相手に高級品を売るだけというようなイメージを持っていました。しかし、実は、情熱をかけて、本物を丁寧に作っていく職人たちの技の集大成なのだな認識を改めました。華やかなモデルたちが歩くランウェイの影には、実はたくさんの人たちの汗や努力があるのですね。

クドカンと、ディオール・・・どちらの作品も大当たりでした。皆さんも最近何かオススメの映画がありましたら、ぜひ教えてくださいね。
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