よく考えるととんでもない話2012年01月17日 18時18分22秒

0117浅草歌舞伎
1月17日『よく考えるととんでもない話』

新春浅草歌舞伎に行って来ました。浅草歌舞伎は若手中心に行われるもので、最近は私の正月恒例行事になっています。
毎年お客さん全員が着物で観劇する日などの楽しいイベントがあるのですが、先日は地元の人に歌舞伎を楽しんでもらう「浅草総見」が開かれました。この日は芸者さんたちも人力車で公会堂にやってきて、入り口階段では来場者を豪華に出迎えてくれました(写真)!

さて、以下は私の感想とも備忘録ともつかない観劇メモです。

お年玉
年始のごあいさつは愛之助さん。会場から「次にやりたい役は?」と訊かれ、「いろいろあるのですが、すし屋の権太(義経千本桜)」と答えました。これは来月、大阪で演じる役とのこと。なーんだ、宣伝か!質問者はサクラだったのでしょうか?自分のてぬぐいをプレゼントしていましたが・・・。

南総里見八犬伝
イヤホンガイドで、「バラバラになった8つの玉を持つ犬士たちがお家の再興を目指す」というストーリーは、「世界中に散った7つのボールを集めて夢を叶える」という鳥山明のドラゴンボールに似ていますねと解説していました。へぇー、ドラゴンボールってそんな話なんですか!
亀治郎さんは伏姫の欲張りな養父をコミカルに演じていました。彼は「浅草歌舞伎というと、毎年誰かが風邪をひきます。実は去年はインフルの流行で半分ぐらいの人がダウンしていました」と話していました。役者さんも大変ですねぇ。その亀治郎さんも今回で浅草は卒業とのこと。今年は名前も変わりますしねぇ。
ところで最初の大塚村の場面は、現在の文京区大塚、そして次の場面は円塚山は文京区本郷とのこと。八犬伝は私の生まれ故郷・文京区が場面だったのですね!お正月らしい華やかな舞台でした。

廓文章(くるわぶんしょう)
22才の若さで亡くなったとも、27才だったとも言われる絶世の美女夕霧を壱太郎さんが演じています。八犬伝では伏姫を演じていましたが、どちらもとってもきれいでした。愛之助さんが演じる若旦那の着物には「まいらせそうろう」、「恋しくつれづれ」、「かしこ」などの文字が。そう、これは貧しくて着物が買えないので、紙(手紙)で作った着物を着ているということを表しているのだそうです。ただ、後半の廓でのやりとりではちょっと眠たくなってしまいました。スミマセン!

ところで最初の八犬伝は、戦に負けそうになった殿さまが苦し紛れに「敵の大将の首を取ってきた者には娘を嫁にやる」と言ったら、飼っていた犬が首を取ってきた。仕方がなく姫と結婚させたら身ごもり、八人の犬士が生まれたという話しです。
そして次の廓文章は、放蕩三昧でお金がなくなった若旦那が、2年ぶりに遊郭に来てみると、自分の好きだった遊女が他の客の相手をしている。それが面白くないと騒ぎ出しているところに、勘当された家から大金が届きその遊女を身請けする。つまりお金(しかも親のお金)で好きな女を手に入れるという人身売買?の話です。
新年に華やかな歌舞伎を楽しんだのですが、客観的に考えたら2つともとんでもない話だなぁ(笑)と思いながら、北風の冷たい浅草の町を後にしました。

自分用観劇メモ
登場はかくれんぼ、さがしんぼという二人の坊主・幕が開いて浅黄幕・仏果を得ようぞ・心の雲(苦も)晴れる・独吟・栄耀、栄華も思いのまま・
不作法千万・世話だんまり・名刀村雨丸、人を斬ると水があふれ血を洗い流してくれる・かどあかし・心の貞節・心の内の一思案・これも定まる縁と諦めて・二世を誓いし・時代だんまり・胴上げ・けんどんよりそばきりが良い・三味線二上がり、三上がり・指切り・髪切り・天紅・もちづくし

さて、日光街道の旅ですが、今日の歩数は1万2865歩で、19番目の大沢宿に到着。次の今市宿までは6.6kmとなりました。