イスラエルという手話はユダヤと同じで良いのだろうか?2014年08月20日 19時33分49秒

今朝のテレビでイスラエルのこんなニュースを見ました。
ユダヤ人男性(ユダヤ教徒)と、パレスチナ人女性(イスラム教徒)が宗教を越えて結婚を使用としたところ、教会に結婚を反対する人たちが暴徒となって押し寄せたというニュースです。
その中で一人の狂信的な青年が、「イスラエルからイスラム教徒を追い出すのだ。そしてイスラエルを真のユダヤ教の国家にするのだ!」と叫んでいるのが印象的でした。

0820イスラエル

昔、私がNHK手話ニュースのキャスターをしていた時代にも、ニュースではイスラエル・パレスチナ問題はよく報道されました。当時はイスラエルという手話がはっきりと確定されていなかったために、私がイスラエルの聴覚障がい者団体に手紙を書き「そちらではどのような手話を使用していますか?」と訪ねたことがあります。数週間後エアメールが届きました。「イスラエルはアゴの下にヒゲが生えている様子で表現します。これはユダヤという手話も同じです」という返事が返ってきました。以来手話ニュースでは今日までこの手話を使っていると思います。
ところがよく考えて見ると、イスラエル国内にはユダヤ教徒もいればイスラム教徒もいるのです。ですからイスラエルという手話とユダヤという手話が同じというのは厳密に言うと正しくないといえます。

恐らくイスラエルは従来の手話、ユダヤはその手話は使わずに指文字で表すのが現実的ではないかと私は思っています。