あかてぬぐい2010年02月19日 09時47分14秒

今日は絵本の読み聞かせの担当の日だったので、娘の小学校に行ってきました。
韓国の絵本
今回私が選んだのは、「あかてぬぐいのおくさんと7にんのなかま」という韓国の絵本です。読み聞かせというと、だいたいの親は「良い本」を選ぶことが多いのですが、私はそれは教科書で十分なので、できるだけ面白い本や変な本を選ぶようにしています(笑)。しかし、今回は準備不足もあり、「良い本」になってしまいました。みんなつまらなかったでしょ?ゴメンネ!
家で時間を計ると8分半だったので、一応短めの絵本を他に2冊準備をして行ったのですが、本の絵をみんなに見せたり、「それでどうなったと思う?」とか「'ひのし'って知っている?」とか余計なことをごちゃごちゃ言っていたら、読んでいる途中で予定の15分になってしまい、あわててしまいました。

終わった後、補助のお母さんから「タイミング良く韓国の絵本を選んでくださり・・・」と言われました。娘のクラスではちょうどクラスメートの韓国の男の子が韓国に帰ったばかりだったのです。まぁその理由だけで選んだわけではなかったのですが、みんなが少しでもその子のことを思い出してくれたのなら良かったと思います。

さて、読み聞かせも無事に終わりましたが、先日バリアフリーの勉強で4年生にお話をさせてもらったので、ちょっと先生にあいさつをしようと4年生の教室に行きました。
どこのクラスでも突然来た私を、授業を中断して歓迎してくれました。手話の歌を披露してくれたクラスもありました。2組の先生からは「今お時間ありますか?これは先日みんなが書いた感想文です。よかったらぜひ読んでください」と全員文のノートを渡されました。そこで図書コーナーへ行き読むことにしました。

・自分たちも知らないところで耳の聞こえない人に会っているかもと気がつきました。
・耳の聞こえない人の中には、手話がわからない人がいるとわかりました。
・体に障がいがある人はかわいそう。
・アイマスクをつけて学校内を歩くのは怖かったです。
・障がい持った人に優しくしてあげたいです。
・手話や筆談が大切なのではなく、伝えたいという心が大切だと感じました。

などいろいろな感想が書かれていましたが、驚いたのは担任の男の先生がひとりひとりに、「本当にそうかな?ほかの人の意見も聞いてみよう」とか「谷さんの一番言いたかったことだと思いますよ」、「新しい発見があってよかったですね」など細かく的確なコメントを書いていることでした。いゃー小学校の先生って大変だけど、素晴らしいですね!!ゆっくり1時間ぐらいそれを読み、たった今帰宅したところです。

あかてぬぐいのおくさんと7にんのなかま
イ ヨンギョン文・絵 かみや にじ訳
1999年 福音館書店