三役の切腹を切り分ける2013年09月08日 11時44分15秒

歌舞伎座で「陽師(おんみょうじ」を観てきました。
ただ、始まったばかりで、これから観る方も多いでしょうし、新作なので今日はあまり詳しいことは書かないでおきますね。

<2ヶ月連続で忠臣蔵?>
ところで今後の公演のチラシを見て驚きました。11月は「忠臣蔵」、そして12月も同じ「忠臣蔵」です。もちろん配役は変わりますが、今まで2ヶ月連続で同じ演目をやるなんてことはあったでしょうか?
しかも段も全て一緒(一・三・四・五・六・七・十一段)です。またまた私が一番好きな九段目をやらないじゃないですか!?2ヶ月連続でやるなら、どちらかでやって欲しかったなぁ!

<4人のおかる>
11月の配役は、大星は、昼が仁左衛門さん、夜が吉右衛門さんです。私のこひいき魁春さんは一文字屋お才です。おかるは道行、五段目、六段目が時蔵さんで、七段目が福助さん。こちらも楽しみですね!

12月は、大星が幸四郎さん、おかるは道行が玉三郎さん、五段目、六段目が七之助さん、そして七段目は再び玉三郎さんです。獅童さんは定九郎、海老蔵さんは平右衛門を演じます。どんな芝居を見せてくれるのでしょうね。

<忠臣蔵の切腹>
0908忠臣蔵
ところで忠臣蔵には「四段目の判官」、「六段目の勘平」、「九段目の本蔵」と三人の切腹がありますが、それぞれ場面も心情も違います。忠臣蔵は大石が主役ではなく、判官、勘平、本蔵の物語とも言われるそうです。

歌舞伎を観たことがないという人も、お時間があったら11月12月の「仮名手本忠臣蔵」をぜひご覧になってみてください。