酉(とり)2013年10月01日 19時09分42秒

毎月1日は「映画の日」です。映画が1000円で観られるために、今日は何か映画を観に行く予定にしていました。
ところが朝、目が覚めると全身がだるく、頭痛もします。「今日はゆっくり体を休ませなさい」ということなのでしょう。午前中は布団の中で横になり、ずっとラジオを聴いておとなしくしていました。

するとラジオからこんな話が聞こえてきました。

12ヶ月を干支で言うと、1月は子(ねずみ)、2月は丑(うし)・・・10月は酉(とり)となります。
この酉という漢字は、ものを保存しておくための「かめ」の象形文字。
私たち日本人は春には種を撒き、夏には収穫する、そして秋には、食べ物がなくなる冬に備えて収穫物を保存できるように加工するのです。例えば収穫した米からはお酒を、大豆から醤油を作りますね。だから「」という字にも、「醤油」という字にも「」という漢字が入っているのです。

そんな話しでした。なるほど!確かにそうですね。妙に納得する良いお話しでしたよ。
1001稲穂

伝えることは難しい2013年10月02日 20時32分49秒

毎年この頃(10月)になると出版社から来年3月の卒業式、卒園式で歌う卒園ソングの手話化のお仕事の依頼があります。

(1)まずメールで手話の動きを文章にして伝え、
(2)簡単なイラストを描きFAXで送り、
(3)さらに電話で確認します。
1002イラスト
でも、これってまるでアルファベットを見たことがない人に、ことばだけでA、B、C・・・Zまでを書いてもらうような難しい作業なんです。

今日は、出版社の方に「きっと」という手話を、上記の文章、イラスト、電話で伝えました。
でも受話器を置いた後でどうも相手が正しく理解していないような感じがしました。
そこで自分がモデルになり、表した手話をケータイ電話のカメラで撮りメールに添付して担当者に送りました。すると「ありがとうございます。自分は全く違う形で理解していました」との返事が。いゃー、確認して良かったです。
それにしても、何事も相手に正確に伝えるというのは本当に難しいものですね。

すし屋で泣くかなぁ?2013年10月03日 21時36分40秒

4月は「勧進帳」
5月は「寺子屋」
6月は「俊寛」
7月は「四谷怪談」
8月は「鏡獅子」
9月は「陰陽師」
と開場以来、毎月まじめに歌舞伎座へ通っています。(笑)!
といってもほとんど幕見席(一幕だけ観る四階の格安席)ですけどね。
1003歌舞伎座
皆さんご存じでしょうか?ふつう歌舞伎は長い物語の中のハイライトシーンだけを演じます。でもたまに最初から最後まで全部を上演することがあります。それを「通し狂言」と言うそうです。
さて今月の演目は有名な「義経千本桜」。珍しく通しで行われています。
序幕「鳥居前」
ふだんはあまりやらないと思いますが、物語で大切な役割を果たす「初音の鼓」の説明としては大切な幕ですね。
二幕目「大物の浦」
体にいかり綱を巻き付け、後ろ向きに海に飛び込むダイナミックなエンディングは有名です。
三幕目「道行」
お元気な籐十郎さんをあと何回観られるでしょうか?
四幕目「木の実」
敵に囲まれた侍が、クモの巣にかかったように縛られるシーンが美しく印象的です。
1003客室
五幕目「すし屋」
千本桜といえば「すし屋」、そして「いがみの権太」ですね。周りを見ると多くの人が泣いています。もちろん自分の妻と子供を犠牲にして、自らも死んでいくその心境はよくわかるのですが・・・すし屋で泣くかなぁ?いがみの権太は仁左衛門さん。
大詰「川連法眼館」
キツネは菊五郎さん。キツネの演じ方はケレン味のある楽しいものと、心情を深く掘り下げて表現するものがあるそうです。今回は後者でした。
ただ、私は激しく舞台を走り回った後、宙乗りで高く舞い上がって消えていった明治座の猿之助さん(当時は亀治郎さん)の印象があまりに強すぎて今日はおとなしめかなぁ?少しもの足りなさを感じてしまいました。
http://ct-tora.asablo.jp/blog/2011/05/03/5841412

歌舞伎座の幕見席は予約なしでいつでも観られます。皆さんもオペラグラスを持ってぜひ東銀座にいらしてくださいね!

江戸の薬草園2013年10月04日 19時45分46秒

今日は千葉県の習志野(ならしの)へ行ってきました。
電車に乗っていたら「ひゃくえんだい~」という車内アナウンス。えっ百円台?と思って見たら「薬園台(やくえんだい)」でした。

仕事が始まるまで1時間半ほど時間があったので町の中を散歩しました。ひっくりしたのは、どの施設も広いのです。薬円台公園は日比谷公園、薬円台小学校は東京の高校、薬園台高校は東京の大学並みの広さです。特に薬園台高校には広い農園がありました。
江戸時代は伝性病で死ぬ人が多くいました。そのために八代将軍吉宗は全国各地に薬草を増やしたり、新しい薬草を発見したりするための農地を奨励します。そのひとつがここ薬園台だったとのこと。もしかしたら高校のこの広い農園もそのなごりなのかもしれませんね。
1004高校の農園
その後、船橋市郷土資料館へ。
ここ習志野は船橋市にあります。船橋市は海が埋め立てられる前は、優れた漁場として栄えていたそうです。春から秋は魚とり、秋の末から春先までは貝とりが主に行われていました。そのため資料館の中には、漁業に関する展示品がたくさんありました。下の写真はのりの養殖場を歩くための「のりげた」です。
また、延享3年には津波によって亡くなった人のための供養にと大仏が建てられました。以来、毎年2月28日には船橋の漁師たちは一日漁を休み、亡くなった方への供養を行っているのだそうです。船橋の皆さん、そのことをご存じでしたか?
1004のりげた
さて、習志野で歴史散歩を楽しんだ後は、駅前の障害者会館へ向かいました。
今日は「聴覚障害者のコミュニケーションのいろいろ~手話の楽しさ~」というテーマでお話しをさせていただきました。
ろう者、難聴者、手話サークルの皆さんなど、40名ほどの皆さんがお集まりくださいました。「てぃぐる千葉」のメンバーも何人か来ていましたし、中にはこの時間だけ職場を抜けて来てくださった方もいたようです。
前半は私自身の手話に関する体験談、後半は皆さんに手話表現をしていただきましたが、いかがだったでしょうか?質問も多く出て、とても和やかな雰囲気でした。
習志野の皆さん、そして船橋市の皆さん、今日は本当にお世話になりありがとうございました。
1004講演会
※地名は、小学校と公園は「薬円台」、駅と高校は「薬園台」と表記するそうです。

積極的に責めていたのですが・・・2013年10月05日 21時32分45秒

今日はサッカーJリーグを観戦してきました。
今日の相手は名古屋グランパス
早い時間から、ホームに負けないぐらいの多くのサポーターが来ていてアウェイ席を真っ赤に染めていました。(レッズ、アントラーズなど赤いジャージのチームは怖いなぁ)
右へ左へ移動しながら、統制の取れた応援は見事でした!(動画じゃなくてスミマセン)
1005名古屋グランパス
高山選手(8番)は試合前に、出場100試合の表彰を受けました。今日はチーム最多の4シュート。試合終盤に足をつったとき、グランパスの選手が治療してくれたシーンが印象に残りました!
試合の中で一番エキサイトしていたのはチョウキジェ監督、反対に一番冷静だったのはキャプテン永木選手(6番)
私の好きな梶川選手(23番)は先発出場でした。長身のグランパス闘莉王選手と並ぶと、大人と子どものような身長差ですがプレーでは負けていません。
ハングギョン選手(7番)は途中で負傷しながらも攻守に活躍!
そして初めて見たのですが、GKのアレックスサンターナ選手(38番)は噂通りファインセーブでゴールを守りました。
1005ベルマーレ
ボール支配率ではたぶんグランパスを上回っていたと思いますし、積極的にシュートを狙う姿勢も素晴らしかったのですが、結果は1対1の引き分け
特にアレックス選手が反則で相手に与えてしまったPKが唯一の失点だったのが残念です。チームでイエローカード3枚はちょっと多過ぎかな?
1005Jリーグ

残りはあと6試合(+天皇杯予選)です。来年もJ1に残るために頑張れ湘南ベルマーレ!

3台のマーティン!!!2013年10月06日 21時37分03秒

<娘との会話>
「パパ、今日の予定は?」
「ライブだよ」
「すごい!」
「いゃ、ライブって言っても四ッ谷のカフェでやるこぢんまりとしたものだけどね。サイモンとガーファングルの・・・」
「えっ!本物が来るの???」
「いゃ、まさか本物は四ッ谷のカフェには来ないよ!日本人がサイモンとガーファンクルの曲を演奏するんだよ」

という訳で今日はサイモンとガーファンクルのコピーバンド、「ザ・サイド・オブ・ア・ヒル」さんのカフェライブへ行ってきました。

<今日は特別メニュー>
いつもはお二人だけの出演ですが、今日は最初の1時間はファンの人たちがギターを持ち込み、交代で数曲ずつ歌うという素敵な企画がありました。
皆さんが持ってきたギターを見てビックリ!マーティンがずらーと3台並びました。お客さんたちはよだれをこぼしながら開演前に3台のマーティンを自分のカメラに納めていましたよ。

ところで皆さんの演奏を見ていてひとつ気がついたことがあります。アーティのパートを歌う人って皆さんジーンズをはいていて、必ず両手の親指だけポケットに入れて歌うんですねぇ(笑)。
どのグループもお上手でしたが、特にサイモンズさんの「地下鉄の壁の詩」がギター、歌とも最高にカッコ良かったです。
1006マーティン
<チューニングはオープンD>
さて続いてはいつものお二人のライブです。
第2部はノリの良いお馴染みの曲が多かったですね。

そして休憩の後、第3部の1曲目は「ベイビー・ドライバー」。前回はあれ!この曲何だっけ?と考えている内に曲が終わってしまいました。今日は少し余裕を持って聴けたかな?チューニングはオープンD。全てのメジャーコードをバレーで弾けるのはすごいですね。ちなみにヤイリの「一五一会」というギターもこのチューニングです。三上さんはご自分のギターでこの曲を弾き、2曲目から誰かのマーティンに持ち替えました。るほど!こうすると直前の休憩で2本のギターをじっくりチューニングできますから良い方法ですね。
お楽しみ、中林さんの歌詞コーナーは「キャシーの歌」。歌詞のひとつひとつを繊細に訳されていました。もちろん歌詞には事実を書くわけではありませんが、ポールが自分の凝った詩にある時は自信を持ち、あるときは自己嫌悪や劣等感を感じていたことが見え隠れする歌詞のように感じながら解説をお聞きしました。

三上さん、中林さん、第1部にご出演の皆さん、お疲れさまでした。そして今日も素敵な演奏とハーモニーをありがとうこざいました。

<今日のセトリ>
第1部
(1)「アメリカ」こだまブラザーズ
(2)「ソング・フォー・ジ・アスキング」どかん
(3)「ボクサー」E&T
(4)「4月になれば彼女は」同
(5)「サウンド・オブ・サイレンス」同
(6)「アメリカの歌」H&T
(7)「地下鉄の壁の詩」サイモンズ
(8)「水曜の朝、午前3時」同
(9)「早く家に帰りたい」同

第2部

(1)「ミセス・ロビンソン」
(2)「アメリカ」
(3)「4月になれば彼女は」
(4)「早く家に帰りたい」
(5)「動物園にて」
(6)「旧友」
(7)「フィーリング・グルービー」
(8)「コンドルは飛んでいく」
(9)「アメリカの歌」
(10)「サウンド・オブ・サイレンス」

第3部
(1)「ベイビー・ドライバー」
(2)「ハート・イン・NY」
(3)「アイ・アム・ア・ロック」
(4)「パンキーのジレンマ」
(5)「キャシーの歌」
(6)「フェイキン・イット」
(7)「スカボロ・フェアー」
(8)「真冬の帰り道」
(9)「ボクサー」
(10)「明日にかける橋」

(AN)NYの少年

献血のコスモス2013年10月07日 21時55分49秒

<あっ、やっぱりいいです>
無印良品の前を通ったら素敵なストゥールが。見てみると1980円です。これ買おうかな?と思ったら他にもいろいろな色があります。このからし色もいいな、いゃこっちのエンジもいい・・・と迷ったあげく、うす茶色のものを選びレジへ持って行きました。
すると「お会計は5980円です!」と。えっ!1980円ではなかったの?私が改めてタグを見ているとスタッフの女性が「こちらはカシミヤが入っているものですので」と説明してくれました。
迷ったのですが6000円はちょっと手が出ません。恥ずかしかったのですが、「私間違えました。やっぱりいいです」と商品をお返してきました。本当に申し訳ありません(汗)!

<認知症の薬>
母の主治医から「認知症の進行を遅らせる薬を処方することもできるのですが、本人が大丈夫と言う以上、医師が勝手に薬を増やす訳にもいきませんので・・・」という話しがありました。
年を取り認知症になるのは仕方がないことですが、少しでもその進行を遅らせることができるのでしたら、私的にはぜひ飲んで欲しいと思っています。
明日、実家に言ったときに「認知症の予防に良い薬ができたみたいだよ」とそれとなく話してみようかと思っています。
1007献血してもらったコスモス
<紫と白のコスモス>
妻がコスモスの鉢を持って帰ってきました。「どうしたの?」と訊いたら、会社で献血をしてそのお礼にもらってきたと言います。係の人に「400ccお願いします」と言われたけれど、午後からの仕事も忙しいので200ccだけ献血してきたとのこと。それでも世の中の役に立っていますよね!

コスモスと言えば普通紫とピンクが多いですが、白いピンクも可愛いです。(あっ私の妻も可愛いですよ!)
わが家のベランダで秋の風に揺られています。