釈千手の日記帳

日本橋で開かれている八幡欽子展に行ってきました。八幡さんは聴覚障がい者のアーティストで、キャンバスに和紙を貼り付けた作品を制作しています。

その中に、赤やオレンジ色の明るい作品がありました。見るとタイトルに「夕ごころ」というタイトルが付いています。

その時、私は少し違和感を感じました。私にとって夕方はちょっと悲しく、寂しい時間帯。暗いイメージがあります。

その時、会場にはたまたま八幡さんがいたので、私は思いきって彼女に直接尋ねてみました。「この作品はどういう気持ちで作られたのですか？」すると彼女は「この作品を作った後でタイトルを考えました。夕焼けの色・・・力強くて、明るくて、人に元気を与える色！なので夕ごころというタイトルを付けたのです」と。なるほど、同じ夕方でも私と八幡さんでは受けるイメージが真逆ですね。思いきって聞いてみて良かったです。

八幡さん、今日は素敵な作品展をありがとうございました。