最期のボランティア2020年10月15日 20時23分36秒

私が教えている大学に、こんなポスターが貼ってありました。

「献体はあなたができる人生最期のボランティア」

なるほど!本当にそうですよね。私は高校時代からいろいろなボランティア活動をしてきました。でも最後にできるのは「献体」です。
私はご縁があって今、この大学で学生たちに手話を教えています。最後は、ここの医学部に恩返しをして旅立ちたいと思っています。

20201015献体

ボランティアといえば、高校時代に(今となってはどんな内容だったのか忘れてしまいましたが)ボランティアに行って交通費をもらったことがあります。今でこそ交通費や昼食代が支給されるのは当たり前のことですが、40年前は全て無償というのがふつうでした。交通費をもらい、翌日の月曜日、高校の担任(英語の山田先生)に「ボクはお金のためにボランティアをやっている訳ではないんです。このお金は返した方が良いですか?」と聞きに行ったことがあります。すると先生は、それは「交通費なんだからありがたく受け取り大切に使いなさい」と言われたことがあります。たぶん300円か500円ぐらいの金額だったと思うのですが、当時の私は(今と違って)ずいぶんと純粋だったのですね~(笑)。その山田先生ももう今はいません・・・。献体のポスターを前にして少しだけ高校時代への時間旅行を楽しんでいました。