釈千手の日記帳

東京マラソンの応援に行ってきました。毎年申し込んでも抽選に当たらなかった友人が、今年は初めて出場することになったからです。
前夜、同大会のホームページは混雑のためにアクセスできなくなりました。また南米チリで地震が起き、午後は津波の心配もしながら家を出ました。

最初は、スタート地点に行く予定でしたが、「大勢の中から知り合いを見つけるのは、ウォーリーを探すより難しい」、「ケータイもつながらなくなる」と聞き、行くのはやめました。

午前9時過ぎ、田町駅に到着。「第一京浜」が、もう横断禁止になっています。15キロ手前で友人の通過を待ちました。空からは冷たい雨が降っていました。車イスのトップ、男子のトップ集団、そして女子のトップが疾風のように目の前を通り過ぎていきます。

市民ランナーの中には野球選手、メイド、竜馬、マイケルなどの衣装で走る人が多くいます。そんな中、走っていた友人が、私たちに気がついて手を振ってくれました。写真を撮る暇もなく、用意していたドリンクを渡す間もなく一瞬の出来事でした。ただ、彼が笑顔だったのでホッとしました。

その後、道路の反対側に移動。ランナーたちが品川で折り返し戻ってくるのです。大勢の人が来るので必死に見てなくてはなりません。しかし、なかなか来ないのでケータイで位置を調べてみると、すでに20キロ地点を通過しています。しまった！見逃しました。

あわてて、ゆりかもめでゴールに移動。1時過ぎにお台場に到着しました。こちらもすごい人です。観客席は私が到着するとすぐに満席になりました。しかし、観客席からはランナーが遠いので手前の沿道に移動し、ゴールを目指すランナーたちに声援を送り続けました。

するとまたまた走っている友人の方が私に気付き、合図を送ってくれました。そして歓喜のゴール。目標タイムより30分以上早く、5キロごとのラップタイムが最後までほとんど変わらないという、安定したペース配分は立派でした。感動をありがとう、そして完走おめでとう！