HOOC-COOH2015年02月07日 18時59分05秒

手話教室で、野菜の手話表現について学習しました。
「ほうれん草」という手話は左手でほうれん草の上部を抑え、右手はギュギュと水気を搾るように2回下に向けて動かします、と説明しました。
するとある生徒さんが「あれはほうれん草の中にある体に有害なシュウサンを取り除いているのだと思います」と言います。
えっ、シュウサン・・・?私は初めて聞きました。
臭酸ですか?
するとさっそく調べてくださった方がいて、「草かんむりに修めるという字みたいです」と教えてくれました。なるほど「蓚酸」と書くのですね。

0207蓚酸

帰宅してさっそく調べてみました。「HOOC-COOH、蓚酸はカルシウムの吸収に悪影響があると言われますが、生で1kg以上食べ続けなければ心配はありません。ただし、既に結石がある人は控えましょう」と書いてありました。

まだ、どんな野菜、山野草にも蓚酸はあります。「えぐみ」であり、「あく」として取り除きますが、それが「もち味」でもあるとのことです。なるほど、ちょっと深い話しですね!
ほうれん草の蓚酸は、「茹でる」ことと「水にさらす」ことで80%は取り除けるとのこと。どうやらあまり心配する必要はなさそうです。

手話教室ではひとつのことから話題が膨らみ、皆さんからいろいろなことを教えてもらえるのが楽しみの一つですね。