鞍馬から牛若丸が出でまして・・・2015年09月06日 16時32分50秒

今日は秋葉原連雀亭の「きゃたぴら寄席」へ行ってきました。最近は講談にいくことが多いので久しぶりの落語でした。
「悋気の独楽」春雨や風子
トップバッターでしたが、まだ客席が温まっておらず、マクラでは笑いも拍手も控えめでちょっと苦戦している様子でした。でも、ネタに入ったらいつも通りの風子さんに。今日は落語が初めてというお客さんもいたためか、「お足」ということばも「お小遣い」と言い換えてわかりやすくお話しされていました。

「青菜」笑福亭羽光
来客の前で「あると思っていた青菜が、既に食べて無くなっていました」「それならもうよい」と話しをするのは失礼に当たるので、妻が「名を九郎判官=菜を喰らう」と言うと、主が「義経」と答えます。私は歌舞伎が好きなので理解できますが、落語も教養がないとわかりませんねぇ(笑)。高座の上で横になったりと熱演でした。

0906連雀亭

「たいこ腹」立川寸志
マクラの「目黒の秋刀魚祭り・・・雨降れ!」には笑いました。杯の中に入っていたのは「足袋のコハゼ」、でも若い人にコハゼはわかるかな?こんなたいこもちがいたら宴会も楽しいですよね。濡れ羽色の黑門付きの舌には銀ネズの素敵なお着物。4人の中では一番笑いを取っていたかな?二つ目さんですが、既に真打ちのような貫禄

「宿屋の仇討ち」春雨や雷太
表情、特に目の表情が豊かですね。侍が静かに寝たいと思った宿で、自分の部屋のとなりは江戸っ子の三人組が呑めや歌えの大騒ぎ。すもうは取るは、女の話で盛り上がるは・・・そこでその侍が打った芝居は!初めて聞いた話しでしたが展開が予想外で、良くできているお噺でした。人物の使い分けが腕の見せ所ですね!

終演後は、洋服に着替えて客の送り出しをしていた風子さんと記念写真を撮ってもらいました。皆さん今日は楽しいひとときをありがとうございました↑