「じゃあちょっとだけお手伝いしますね」2013年02月01日 21時10分32秒

<予定はあくまでも予定>
今日は、朝9時に母のかかりつけの医院、1時に介護用品の業者との相談の2つの予定がありました。それが終わったら今日は映画の日(毎月一日は映画が1000円で観られる)なので、何か映画でも観に行こうかとのんびり考えていました。ところが・・・。

朝、診てもらった医院で「体が動きにくい原因がハッキリ特定できない。精密検査を」と言われ、そのまま総合病院へまわされました。一日いろいろな検査をし、夕方になると「検査入院が必要」と言われ、その場で入院が決定。手続きをしたり、娘に必要な物を届けさせたりしていたら、夕食が運ばれてきます。食事の後、主治医からの説明がありました。そしてそれが終わったのは夜7時過ぎ。今朝私が描いていたものとは全く変わった一日になりました。(業者さんには後日改めて来ていただくように連絡しました)
0201病院

<メードイン>
母のことはもちろん心配ですが、動けなくなって10日、毎晩実家に泊まり、家族が交代で朝・昼・夜の食事を届けるのはとても大変なことです。その点24時間看護してもらえる病院にお任せできることは、正直安心です。これからの数日間で実家の準備をしっかりと行い、退院後の介護に備えたいと思っています。

ところで病室でひとつ気がついたことがありました。私たちの身の回りには中国製・韓国製、インド製などの製品があふれていますよね。しかし、病室にあるベッドはデンマーク製でマットはオーストラリア製でした。やっぱり医療機器などはまだまだ日本製やアジア製のものは欧米と比較すると劣るものなのでしょうかねぇ?

<看護師さんのすご技>
さて、現在母は布団から起き上がったり、トイレの便座に座ったりする動きが大変で、なかなかうまくできません。かと言って全てこちらがやってしまうと筋力も衰えてしまうというのが心配です。できるだけ自分でやれるようにと、横から掛け声をかけ、じっくり待つようにしていました。
ところが一日に大勢の患者さんのお世話しなければ看護師さんには、そんなゆとりはありませんね。「じゃあ立ちますよ。せーの」などと言いながらほとんど持ちあげ、立ちあがらせています。でもその時は必ず「ちょっとだけお手伝いしますね」と言うのです。つまり、やっている行為そのものは同じですか、患者に、「看護師に立たせてもらった」という受動的な気持ちではなく、サポートしてもらって「自分で立った」という能動的な気持ちを感じさせるためのものではないでしょうか?ちょっと感動しましたし、これからの介護に役立たせたいと思いました。看護師の皆さん、今日はありがとうございました。

さて、検査のための入院は決まったものの、看護・介護生活はまだまだ続きます。