釈千手の日記帳

友人のNさんが銀座でジュエリーの個展を開いているというので、最終日の今日、妻と二人で行ってきました。

Nさんはいろいろな素材を使って作品を作りますが、これはなんと恐竜の骨だそうです。骨を加工してワイルドに仕上げたもの(左側)を肉食恐竜、ソフトに仕上げたもの(右側)を草食恐竜のイメージで作成したとのこと。なるほど！

さて、一般企業で働いているNさん。平日は働き、休日にジュエリー製作をしています。今までほぼ2年ごとに個展を開いていて、今回は記念の10回目になるそうです。それにしても20年以上ひとつのことを続けていくなんて素晴らしいですよね。下の作品は10周年を記念して10個の石を使ったイヤリング。う～ん、カラフルで素敵ですねよ。

今回は会場のミスで最初の予定より開催日が一週間前倒しになり、制作期間が短く大変だったそうです。それでも、知り合いのミュージシャンに、「会場で流す良いCDありませんか？」と訊いたら、「ちょうど今レコーディング中でCDは間に合わないけれど、良かったら生でライブしましょうか？」と返事があり、土曜日には会場でライブを開催したそうです。音楽とジュエリーのコラボですね。

「ジュエリーをどんなイメージで作るのですか？」と私が質問したら、「私は面白いなぁと思ったら、まず石を先に買うのです。その石を見ているうちに、これは羽根とか、これは海の中というようにイメージが膨らんできます。それに合わせて作品を作るのです」との返事が返ってきました。なるほど！私は先にテーマを決めてから素材を集めるのかと思ったら逆なんですね。集めた素材からイメージをもらうのですか！

Ｎさん、今日は素敵な作品を見せていただきありがとうございました。そして10回目の個展開催、本当におめでとうございます。