釈千手の日記帳

月に一度、田町で仕事があります。

その日にランチで利用するのは「だん」というお店。お刺身はもちろん、煮魚も、焼き魚も美味しい和食のお店です。ところが今日1時すぎに店へ行ったら「看板です！」と言われてしまいました。えーっ！？いつもは2時くらいまでやっているのになぁ・・・いつも行くお店があるということは、ウラを返せばそこ以外知らないということ。食べるところを探すのに困ってしまいました。

必死に探し歩いていると、「定食850円」の文字が目に飛び込んできました。もう迷っている時間もないし、ここにしようと入ったお店は何だか歴史を感じさせる「湯浅」という小料理屋さんでした。

店を出て改めて見てみると、由緒正しい雰囲気が！それもそのはずです。ここは江戸時代、赤穂事件で吉良邸討ち入りに関わった赤穂浪士四十七人のうち九人が預けられたお屋敷跡だそうです。建物の近くに案内板が設置されていました。九人は元禄15年12月14日の討ち入りの後、翌年2月4日にこの屋敷で自刃し武士の本懐を遂げたとのこと。

いつも行っているお店に入れなかったことから、思いがけず私が大好きな忠臣蔵ゆかりの場所を知ることができました。皆さんも、もし田町に出かけることがありましたらぜひ一度お立ち寄りくださいね。