手話通訳今昔物語2022年04月26日 19時20分18秒

今日は障がい者に関する政府の会議の手話通訳でした。
大漁の資料に、早口の発言で通訳はとても大変でした。日頃ぬるま湯のような生活をしている私にとってはある意味良い修行になった気がします(笑)。
難しい仕事でしたが、なんとか無事に終わってホッとしています。

20220427研修センター

今日組んだ通訳者は、私より若いお二人です。
上手く説明ができないのですが、やはり通訳のやり方が少し違いますね。
まず゛第一に私たち(いや私)は手話が遅いので、やはり通訳はポイントを意訳する形になりますが、若い通訳者は手話のスピードが速いので直訳的になります。
ただ、違いはそれだけではないのです。終わった後にそんな話をしたら、「私たちはみんな均一的な指導を受けて、均一的な研修を受けるのでみんな似たような手話になってしまうのですが、谷さんたちの時代の通訳者は交流するろう者の手話の影響を強く受けているので、一人一人が個性的な手話をされるのではないですか?」と言われました。なるほど!そのどちらが良いのかということはわかりませんが、確かにそういう面はあるかもしれませんね。とてもストンと納得できる説明でした。
ご一緒した手話通訳者、文字通訳者、事務局、スタッフの皆さん、今日は大変お世話になりありがとうございました。