春隣(はるとなり)2023年12月30日 17時53分59秒

すかんぽ(春)
競馬(夏)
夜長妻(秋)
春隣(冬)
学校から家に帰る途中で食べたすかんぽの花は酸っぱかった。ロシアにはビーツの代わりにすかんぽがたくさん入った「すかんぽのボルシチ」があるそうです。酸っぱそう!
競馬→けいばではありません、「くらべうま」、夏の季語です。平安時代は神事だったそうで、現在でも上賀茂神社で競馬の伝統行事が行われています。
夜長妻とは面白いことばですね。秋の夜、夫の帰りを待つ妻はひとり何を考えているのでしょうか?昔好きだった人のこと?子どもの成績のこと?それとも今月の生活費のやりくり?
春隣(はるとなり)はもちろん冬の季語。例えば旅行そのものも楽しいのですが、その前に計画を立てたり列車や宿の予約をすることも楽しい。いや、そっちの方が楽しい。春そのものより、あと少しで春という時の方がむしろ幸せを感じるのかもしれません。

20231230季語

「わたしの好きな季語」
川上弘美著
NHK出版

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