爽やかな五月(さつき)晴れ?2007年05月16日 23時56分33秒

お台場の砂浜を裸足になって・・
5月の澄んだ青空を見て「爽やかなさつき晴れだね」と言うことがありますよね。でも厳密に言うとこれは少しおかしな表現なのだそうです。
まず「さつき」とは当然5月のことですが、これは旧暦ですから今でいう6月のこと。もともとも「さつき晴れ」とは「梅雨の合間の晴れ間」を指す言葉だったのだそうです。
そして次に「爽やか」ですが、これはもともと秋にのみ使う言葉で、俳句の世界でも秋の季語だそうです。春ならば「すがすがしい」が良いとされています。もちろん言葉はだんだん変化してきていますが「爽やかな五月晴れ」は、本来ならば「春のすがすがしい青空」とでも言うべきなのでしょうかね。日本語は美しく、奥が深いですね!