釈千手の日記帳

今日は私が教えている大学の、今年度最後の授業でした。

話の中で「犬も歩けば棒に当たる」ということわざの話になり、留学生(中国、韓国、台湾、インドネシア、ベトナム)6人に、「みんな、このことわざを聞いたことがある？」と尋ねたところ、全員から「No」の返事が。日本語学校では、ことわざなど教えないんでしょうかねぇ？でも私が学生時代英語の勉強をした時には、英語のことわざを習った記憶はあるのですが。

もちろんこのことわざの本来の意味は、犬がふらふらと出歩くと、棒で殴られるような災難に遭う、余計な行動はせずにじっとしている方が良いということですね。しかし、最近では、一か所にとどまるのではなく、行動を広げることにより、いろいろな経験ができるという意味で使われることもあるようです。私のクラスの学生たちはこの3月で卒業となります。学生時代の多くの時間はコロナ禍で過ごしましたが、これからも行動力を大切にして社会の中で活躍して欲しいと思います。