釈千手の日記帳

先日沖縄に行った時に乗ったタクシーの運転手さん(女性)が、「沖縄は家族・親戚が集まる行事が多いでしょ。それを取り仕切るのは長男の嫁。だから長男の嫁はなり手がいないんです」と話してくれました。その時に教えてもらったのが、映画「洗骨」でした。洗骨も長男の嫁の仕事だそうです。

亡くなった人の骨を数年後に掘り起こし、きれいに洗い供養する、そんな風習がほんの少し前まで沖縄で続いていたと知り驚きました。

でも、この映画を見て私の考えは変わりました。自分が今ここに存在しているのは両親、そしてご先祖さまのおかげ。死者の骨をひとつひとつ丁寧に洗うのは、まさに自分の命の繋がりに感謝する大切な行事だと知りました。皆さんも興味がありましたらこの映画、ぜひご覧くださいね。