カームダウン・スペース2021年03月23日 20時54分41秒

今日は衆議院議員会館で障がい者に関する会議の手話通訳でした。

20210323国会議事堂

<気持ちを落ち着かせる場所>
いろいろな障がいを持つ人たちが集まります。会場にはカームダウン・クールダウンスペースが準備されています。例えば、大勢の人が集まっていたり、何か気になる音がしたりして「パニック障がい」を起こしてしまった場合は、メイン会場とは別に静かで落ち着ける場所を用意します。そこに少しの時間いて気持ちが落ち着いたら再び集会に戻ります。これからの社会、大勢の人が集まるようなときにはこのようなスペースが必要だなと改めて感じました。

<マット>
また、会場内にはマットが設置されています。イスに座るのがしんどいとか、横になりたい人のために会場の比較的前方にマットスペースがあります。会議中もときどき障がいがある方がそこに来て寝転んで話を聞いていました。主催者のきめの細かい配慮を感じました。

<お別れ>
さて、今日の仕事でペアを組んだ手話通訳者のNさんは、まもなく東京を離れ、他県へ引っ越しをされる予定です。思い返すとNさんとはもう(私の人生の半分)30年のお付き合いになります。長い間いろいろとお世話になりました。今日も私が聞き漏らした人の名前などを教えてもらうなどフォローもしてもらいましたね。最後の最後にこうやって一緒に仕事ができたのも何かのご縁かな?と思っています。Nさん、地元での活動だけでなく、Aカルチャーセンター、手話技能検定協会、私が入院した時などいろいろと仕事面で支えてくださり、本当に感謝しています。引っ越された後も元気でご活躍ください。長い間ありがとうございました。