釈千手の日記帳

今日、私の幼なじみがお見舞いに来てくれました。
「おれ昔プーさん（私の子どもの頃のあだ名です）の家からお金盗んだことがあるんだよね」
「えっホント？」
「５才か６才の頃、プーさんの家に遊びに行ったとき、ミシンの上に昔の穴の空いていない５０円玉があったの」
「それで？」
「黙ってポケットに入れて、そのまま、さおとめ（近所のパン屋さん）に行って２０円と３０円の菓子パンを買ってきて、家でひとりで食べていたんだ。そうしたら母親にそのパンどうしたの？と聞かれて白状したら、怒られて、おばさん（私の母）に謝りに行ったんだ。」
「全然知らなかった。」
「たぶん、ふたりの仲が悪くならないようにと思っておばさんは言わなかったんじゃないのかな。」

久しぶりに旧友と４０年も前の子どもの頃の話に花を咲かせました。５０円のことを、さっき実家に電話をしたら母は「そんな昔のことは覚えていないよ」と笑っていました。

今日は１月の行事食ということでいつもとは違い少しだけ豪華な夕食をいただきました。