釈千手の日記帳

今日は母のことについてあれこれ動いた一日でした。

午前中は銀行へ。母に万一のことがあった場合、遺産相続の際に税金がかかってしまうので節税対策についての相談でした。わが家に莫大な財産がある訳ではないのですが、だからこそ節税が必要なのですね。いろいろと調べなくてはならないことが出てきました。

午後はケアマネージャーさんと今後の母の生活についての相談。私は、現在の母については認知症はあるものの、週に4日デイサービスに通い、食事もトイレも自立しているのでこのまま一人暮らしを続けていけると評価していました。

ところがケアマネさんからは違う意見を聞きました。

家の掃除は全くできない。食事はコンビニのお弁当。休みの日には家にいて一日中ラジオを聴いている。そして「毎日ドロボウが家に来る。近所の人がこの家と土地を狙っている」と常に心配が絶えない。最近では「ドロボウが心配だから」とデイサービスを休むことがある。

「お母さまの近年の不安は全て孤独から来るものではないでしょうか？デイサービスが休みの日は千春さんの家族と過ごすとか、場合によってはグループホームに入居されることを検討する時期だと思います」と言われました。ケアマネさんは私を非難している訳ではないのですが、母の被害妄想的な症状の影には、一人暮らしの孤独感もあったと聞くと私も少し責任を感じてしまいます。グループホームに入居させることは申し訳ないような気もしますが、もしかしたらその方が母にとっては幸せなのかな？今日はいろいろなことを考えた一日でした。